著作者: luxt.design 私が大学生の頃、一人暮らしを始めた時の話である。休日に予定もなくヒマだったので散歩をしようと外に出てみた。まだ引っ越したばかりだったので、周りのお店を散策しようと思っていたのだ。 しばらく歩いていると目の前で小さな女の子が泣いているではないか。 どうやらお母さんとはぐれてしまったらしい。日本の治安は良いと思っているが、物騒な事もあるので声をかけてみる。歳の頃は小学校低学年くらいか。目鼻立ちが整った賢そうな子だ。 恐らく彼女も知らない大人が話かけてきて怖かったのだろう、泣き声が倍増した。 これはまずい。下手したら「変質者発生の事案」だ。そんな事を考えると変な汗が出た。 ここから離れるべきか、変質者扱いされても良いからこの子を助けるべきか、究極の選択である。 でもやっぱり放っておく事は出来ないので助ける事にした。さっきからこの子はかなり泣いているが、私も同じく
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