編集部に用意したインターネット接続用の自作PC。名付けて“ノーガードマシン”。格闘技でノーガードスタイルと言えば挑発的で格好いいが、このノーガードPCは、セキュリティー対策を何もしていない“ダメマシン”だ。 ルーターなしでインターネットに接続した瞬間、外部のコンピューターがこのIPアドレスめがけて攻撃してきた。ウイルスを送り込もうとしているのだ。その後も、ノーガードマシンはサンドバッグのごとく連続攻撃を受け、1時間後にはPCにボット型のウイルスが侵入していた。ユーザーは何の操作もしていないのに、ウイルスに感染してしまったのだ。 その後、インターネットでフリーのゲームソフトをダウンロードし、インストールした。その途端、ポップアップ画面が現れた。内容を確認すると、ウイルス対策ソフトの広告だ。画面を閉じ、再びブラウザーに目をやると、今度はホームページが書き換えられてしまっている。その後、何度閉じ