ウィルコムは、法人の事業所内に小型基地局を設置するPHSシステム「ナノセルシステム」を10月1日より提供する。同社では、音声定額サービスによって、固定電話との置き換えが可能になるとしている。 今回提供される「ナノセルシステム」は、出力10mWで約350gの小型基地局「ナノセル基地局」と、同基地局を制御する「ナノセルサーバー」で構成される法人向けシステム。事業所内にナノセル基地局を設置し、音声定額サービスを利用すれば、社内の固定電話をPHSに置き換えられる。サーバーでは、最大12台までのナノセル基地局を制御可能となっており、サーバー1台・ナノセル基地局12台という構成で、150台程度のPHS端末を利用できるという。 ナノセル基地局は、事業所内に設置される形だが、同システムでは社員以外のウィルコム端末でも通信できるとのこと。 提供形態は、「利用権買い取り」「レンタル」のいずれかで、サーバー1台