4月28日に発売の新潮社の雑誌『波』2020年5月号(参照)に岡田尊司著『ADHDの正体』の書評(というか感想)を書きました。以前、岡田尊司先生の『人間アレルギー』の文庫について一筆したことがあり、その関連で同じく岡田先生がADHDについて詳しい本を書くのですが関心ありますかと言われ、自称大人のADHDの私は当然関心を持ったという次第。 目次より 岡田尊司『ADHDの正体―その診断は正しいのか―』 finalvent/その症状、本当に「大人のADHD」ですか 以前から、岡田先生はDSM-5について何か興味深いことを書きそうだなという予想を持っていたので、その期待も含まれていた。実際、読んでみたら、どんぴしゃり(昭和用語)だった。驚いた。 率直に言って、「大人の発達障害」「大人のADHD」というもの、さらに、DSM-5と聞いてびびっと来た人は読んだほうがいいと思う本だった。さらに率直に言えば