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ブックマーク / nekoprotocol.hatenadiary.org (41)

  • セルフ・ディフェンス・フォウス -

    街は怪獣に襲われていた。 東京タワーがひしゃげ、まわりのビルも倒壊している。巻き上がる黒煙が陽光をさえぎり、あたりは薄暗い。いや、あちこちで炎があがりその付近だけは黒煙をオレンジ色に照らしている。 自衛隊の戦車もつぶされた。戦闘機も怪獣の怪光線で蒸発してしまった。この世のおわりだ。 僕はふらふらと路上に歩き出す。すると向こうから翼の生えた悪魔のような化け物が飛んできた。怪獣だけじゃなく他の化け物もうろついているんだ。 目の前で悪魔が大鎌を振り上げる。僕が頭をかかえてしゃがみこむと、誰かが僕と悪魔の間に飛び込んできた。 何もおきない。 おそるおそる目を開けると自衛隊の迷彩服を着た女の子が立っていた。 「大丈夫?」 「あ、はい」 高校生くらいに見える。僕のお姉ちゃんと同じくらいかな。と、その後ろにまだ悪魔が立っているのをみて僕は震える。 「大丈夫だって。こいつには《再帰関数》を送り込んだからも

    セルフ・ディフェンス・フォウス -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2007/09/14
    MSDF。そういえば須賀原洋行って最近見ないなぁ
  • はてなのロゴマークに隠された真実。 -

    いつまでたってもはてなのロゴマークに慣れない。なんでだろうと思って凝視しているうちに、ふと気付いた。この胸のざわざわの原因が何なのか。それがわかった気がする。 「このはてなのロゴマークははてな社内をあらわしているのではなかろうか?」 「それってどういう意味です?」 「おれたちはスタッフの言葉をうのみにし、つみあがったブロックの中にクエスチョンマークが埋め込まれていると思っていただろう?」 「誰がみてもそうですね」 「だがそのクエスチョンマークという見方をいったん捨て去ってすなおにこの絵を見てみる」 「白いブロックの上に青いブロックが載っているだけですよね。クエスチョンマークの点だけは下にありますけど」 「そこだ」 「え?」 「他の青いブロック郡は白いブロックの上に位置し、一つだけ下に落ちているともとれる」 「まあそうですね」 「そう考えると、下にある青いブロックの置かれ方が不自然に思えてこ

    はてなのロゴマークに隠された真実。 -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2007/07/30
    [はてなポリス][ネコプ追悼]
  • エイト・レッグス・トゥ・ホールド・ユー -

    新ジャンル「多脚婦人警官」 http://d.hatena.ne.jp/firestorm/20070721/1184978544 多脚というよりコウモリダコ的な http://d.hatena.ne.jp/kashmir108/20070721/p2 「そもそも制服がスカートなのは私たちのためなわけじゃん? 何でもいいように」 パフェのスプーンを口にくわえたままのセンパイがそう言う。テーブル下で組んだデカレッグス(10脚)がプラプラとゆれる。キレーだなー。あ、また新しいアンクレットつけてる。 「脚は私たちの魅力の一つなのよ? ペンデもさ。もっとおしゃれしなよ」 ペンデってのはアタシの愛称だ。ペンタデカレッグス。15脚-高層域用都市型婦人警官。 「……アタシはセンパイみたいにかわいくないし」 「まーたそういうことを。ペンデ、自分のかわいさわかってないから。あ、そだ。こないだアンタに似

    エイト・レッグス・トゥ・ホールド・ユー -
  • 「もう○○には失望しました!」みたいな文面をみるとどうしても。 -

    「もう○○には失望しました!!」 http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20070723/p3 おれが「もう○○には失望しました!」みたいな文面を見るとどうしても、 「もうキミには失望しました!」 そういって彼女はついと窓のほうへ背をむける。僕に顔を見られないようにするために? 「センパイ、泣いてるんですか?」 「な、なんで私が泣くんですか!」 てきな、メガネ女子生徒会長モノに脳内変換されてしまって、もちろん状況から言っておれは1年後輩で、クラスの連中に無理やり祭り上げられて生徒会の仕事についたもののやっぱりめんどくさいなぁ、ま、生徒会長は美人だけどね、たまに生徒会室に行きゃいーでしょ? くらいの気持ちでしかなくってそんななかちょっと大きな仕事まかされてそれが彼女がおれに期待してくれていたからだったなんてことはちっとも気づかずにいつもどおりテキトーに流していて

    「もう○○には失望しました!」みたいな文面をみるとどうしても。 -
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    EurekaEureka 2007/07/24
    ボクの場合○○はセンパイ
  • 君が空を飛ぶための100の方法。 -

    右足が地面につく前に左足をあげれば空を飛べるなんて言うけれども、あんなのもちろんウソである。だっておれ飛べなかった。 とはいえ、右足が地面につく前に左足をあげるというコンセプト自体は正しい。ただ足りないだけである。ようは腕の使い方なのだ。たとえばここに無限長のロープが天空より垂れ下がっているとする。それを右手、左手、右手、左手とつかみ、あわせて足をあげさげすれば、どうだろう? 簡単に空に上っていけることがわかる。 これで上昇する力は手に入れた。 だが方向が単方向のみだ。無限長のロープを用意することも現実的ではない。 この二点を解消するにはどうする? ようはつかむための適度な長さのロープ状の物体があり、つかむたびに上昇/前方方向にその物体がのびていく、あるいは逃げていけばいいのである。 そう。あの生き物をつかうのだ。うなぎである。 君が空を飛ばんと欲すれば、まずうなぎを手に持ち右足を上げる。

    君が空を飛ぶための100の方法。 -
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    EurekaEureka 2007/07/19
    目を閉じると人々が空を飛ぶ光景が…美しい
  • 天井コミュニケーション -

    昔の自分を振り返ると、隣の部屋でさっきまでキャッキャウフウフ言ってた弟と彼女が急にシンとしてしまったりだとか、大学一人暮らし時代には両隣からのギシギシアンアン5.1サラウンドだとか、もっぱら壁を通してのコミュニケーションが多かったように思う。 おれはといえばヤツラの精神攻撃に対抗して、めっさ壁ドンドンしたものだった。一瞬静かになるのだけどしばらくするとまたギシギシアン。壁ドン壁ドン。ギシアンギシアン。壁ドンドンドン。ギシアンアンアン。ドドドンドンドド。アアアンアンアア。双方向コミュニケーション。インタラクティブ。 今思うと、あの状況は精神的に追い詰められはしてたけれども、叩く壁があるだけまだよかった。コミュニケーションが断絶してなかったもの。 だが近頃、問題は横から縦へ空間的に変化したのである。上階のお子様がだいたい30分おきにドンドンはねるのだ。アニメのOP、EDのたびに踊っているのだろ

    天井コミュニケーション -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2007/07/03
    ストンプスラップスティック。このような文章がロハで読めて良いのかと思ってしまった。
  • ネコプロトコル - 今世界はバドミントンを再評価する時期に来ている。

    休日の公園でバドミントンと戯れる女子高生を見て思ったのだが、今世界はバドミントンを再評価する時期に来ている。 どうも女子高生さんらにおいては、バドミントンはのんびりしたスポーツだから制服のままでも平気じゃんという認識*1がある。であるがゆえに、女子高生バドミントン界において顕著に見られるのが「バドミントンにおけるパンチラ率はその習熟度によらず高い」という現象なのである。 バドミントンは難しいスポーツである。ラリーを続けられるようになるまでが果てしなく遠い道のりであり、初心者のラケットは宙を切り、シャトルは地面に落ちる。そしてシャトルを拾う際にどうしても発生するのがパンチラ現象であり、すなわち習熟度の低いプレイヤーにおいては静的パンチラ率(Static Panti-rate)が高くなるのである。(Fig.1) (Fig.1)静的パンチラ現象 また、バドミントンは激しいスポーツである。打点の高

    ネコプロトコル - 今世界はバドミントンを再評価する時期に来ている。
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    EurekaEureka 2007/04/14
    制服バトミントンはいつ五輪正式種目になるのでしょうか?
  • 人生に必要なことはすべてあだち充さんに学んだ。 -

    人生に必要なことはすべてあだち充さんに学んだといっても過言ではないと思うのだけれど、例えば有名なところでは《屋根》の下り。 主人公が女子に露天風呂の眺めを聞く。女子は「塀が高くて、山寺の屋根ぐらいしか見えなかったよ」*1と言い、そして主人公は導き出す。 「寺の屋根ぐらいしか見えないってことは、寺の屋根から見えるってことだ」 ここ! 肝要なのはまさにここだ。相手に警戒心を抱かせずに彼女自身の口からピーピングポイントを聞き出してしまう話術。正面玄関からノックして泥棒に入るかのごとき大胆さ。さすがはあだち先生である。 だがもちろんあだち先生に先んじる偉人の言葉に、「敵を射程に入れるということは、敵の射程に入るということだ」とか「深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」なんてのもあるので注意が必要ではある。「屋根しか見えない」という女子の回答は、質問者たるあなたをそこにおびき寄せるた

    人生に必要なことはすべてあだち充さんに学んだ。 -
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    EurekaEureka 2007/04/14
    "、「敵を射程に入れるということは、敵の射程に入るということだ」"
  • レモンがビタミンC界をインフレさせる。 -

    レモンの存在がビタミンC界にインフレをもたらしていることは周知の事実というか、でもだってレモン100個分とか1000個分とかもはや何個だかわからない。結果、レモンのせいでみなさんのビタミンC感覚が狂わされているわけで、だったらビタミンCの基準ゲージにはアセロラ使えよって話です。CCレモンはアセロラ1個分のビタミンCとか言え。 あとじゃあ、なんならすべての事象でレモンを基準にするのをやめたらいいと思う。特にキスの表現基準にレモンを使うのは即刻やめていただきたい。小さな子が聞いたら変なあこがれ抱いて奇行に走ってしまうからです。あのころのおれが、どんだけレモンペロペロなめたことか。

    レモンがビタミンC界をインフレさせる。 -
  • 美少女がエレベータに乗るやブザーがなったときあなたがとるべき行動。 -

    来であれば女性が乗った場合は重量オーバーブザーはなるべきではないとおれは思っているのだけれども、それが技術的に難しいのであれば別の策を考えねばならないのである。その美少女の心を傷つけずに彼女を救い、そして自分のことを彼女に覚えてもらう方法を、だ。 ここで初心者が陥りがちな過ちは「自分が下りて、彼女を乗せる」である。それでは彼女に覚えてもらうことは不可能だろう。「あ、おれ階段で行くから。十階くらい平気だから」などといって非常階段を二段飛ばしで登り、先回りなんかして「ほら……ね……ゼィハァゼィハァ」ではただの危ない人である。かといって「あ、おれ下ります」では最初から乗るなよと彼女に思われてむしろ逆効果。 そこで考えたのだが、墜落しそうな飛行機でとるべき行動を思い出すのだ。つまり重そうな荷物は捨てる。君は手にしたダレスバッグを床に放り「さぁ」と言って彼女に手を差し出すべきなのだ。 君は彼女に感

    美少女がエレベータに乗るやブザーがなったときあなたがとるべき行動。 -
  • 箱 -

    3回目のデブリ回避行動のあと、おれはカーゴボックスの異常に気付いた。第5ステーション建造材放出後は空っぽだったはずのボックス内部に、大小さまざまな物体がモニターされている。箱だ。 明らかな異常事態にも関わらず、好奇心にかられたおれはスーツを着込みボックス内部に移動する。 玉手箱に雀の大小のつづら、パンドラの箱、ポオの長方形の箱にベレニスの小箱、ウォルター・デ・ラ・メアの古い樫の木の衣装箱。おれが小説や物語で読んだ箱が、おそらくそうあるだろう形のままに置かれていた。手近にあった漆塗りの玉手箱にグローブを沿わす。美しい造形だ。思わず組みひもを解こうとして手を止める。ダメだ。これは開けちゃいけない。まったく、おれはいったい何をしようとしているんだ。 おれは急いでコクピットに戻った。ヒューストンに連絡をとろうと通信を開くと、地上からの一方向命令文が再生された。最優先事項? 「オリオン8に告ぐ。こち

    箱 -
  • ネコプロトコル - ごはんの擬人化に異議を唱えたいのである。

    おおよそごはんの擬人化においては、みながみなお茶碗に顔を描きやがりますけれども、いやそれ違うだろう。それは違うだろう。それじゃぁご飯の擬人化じゃない。お茶碗の擬人化である。 いや確かに擬人化絵師の言い分もわかる。ごはんてきな存在は、ハチやアリのような社会生物的扱いが妥当であり、であればこそ代表となる“顔”はお茶碗に描くべきなのだ、実際おれたちが接するときコメ一粒一粒と対話していないじゃないか? お茶碗一杯、二杯という接し方じゃないかという主張なのだろう。 言い分はわかるけれども。わかるけれども、それは人間側の都合だろう? あなたがごはんをそう“見たい”からそういうロンリ、米=お茶碗というロンリを振りかざしただけであり、ごはんつぶらにしてみれば十把一絡げではなく個人個人で見て欲しいと思っているのである。 お米たちは嘆いている。 そう。あなたがごはんつぶをごはんつぶたちとして見ずにお茶碗単位で

    ネコプロトコル - ごはんの擬人化に異議を唱えたいのである。
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    EurekaEureka 2007/01/07
    "コメたちは泣いているのだ"[おこめ圏]
  • おれたちはいつか夢のバウムクーヘンに出会えると──信じている。 -

    バウムクーヘンを一層一層はがしながらべるのが人生最大の悦びであるとおれに知られるところのおれです。えっへん。 そんで幼いころからのおれの夢に、バウムクーヘンを外側からずーっと慎重にはがしてって一枚の薄いクーヘンにしてペロリとべてやるっていうのがあったのですけど、バウム上の構造的問題が発覚した! バウムクーヘンの層は外と中でつながってないんだって! うそだろ? おれの脳内にあるバウムクーヘン像はロールケーキを薄くした構造をしてたのに! なのにつながってないだなんて。そんなのおれの知ってるバウムクーヘンじゃない。ただのバウムだよ……。 だがあきらめるのはまだ早い。要するにバウムクーヘンマシーンの構造上の問題なのだ。ぐるぐるまわりながら焼くのではなく、立ち止まりながら焼けば理論上は可能なはず。たゆまぬ努力をつづければいつか一層式バウムクーヘンを作り上げることだってできる。おれはそう信じてる。

    おれたちはいつか夢のバウムクーヘンに出会えると──信じている。 -
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    EurekaEureka 2006/11/25
    たゆまぬ努力で外と中がつながったメビウスクーヘンの誕生
  • 乗降ドアが二つついてるタイプのエレベータの音声ガイドが好きである。 -

    改札階とホーム階をつなぐエレベータでよく見かけるが、乗降ドアが二つついてるタイプのエレベータが好きである。ただ誤解しないで欲しいのは、私はあのFirst In, First Out構造が好きというわけではない。駅に集う人間はみな生き急いでいるからFIFOタイプは精神衛生上よろしいのだなんてそんなヨタに付き合うつもりもない。私が好きなのはあの音声ガイドだ。 といっても「こちらのドアが開きます」というタイプの音声ガイドは嫌いである。たいていスピーカーの位置が不明瞭で「こちら」がどちらなのかわからない。私が好きなのは「反対側のドアが開きます」というタイプである。とても美しいインタフェイスだ。 この音声ガイドはインタフェイスとしての条件「正しく情報を簡潔に伝える」点で大変美しいのだが、さらに言うとその「正しさ」を導くために乗客の知性を“信じている”点がとても好きなのである。乗客を子供扱いしない。過

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    EurekaEureka 2006/11/08
    90度方向ならば「箸を持つ方のドアが開きます」となるのか?
  • アンテナvsRSS - 終りなき戦い -

    インスパイヤドバイ http://d.hatena.ne.jp/foreplay/20061106/p1 「はぁはぁ。アンテナ! 今日はこれくらいにしといたらぁ。はぁはぁ」 「それはこっちのセリフだぜ、RSS! イチチチ」 ざざぁん。ざっぱぁん。 「……なあ、アンテナ。なんでおれたち争わなきゃならないんだろうな?」 「……そりゃあおまえ、回りにいた誰だかがどっちが強いかなんて言ったから……」 「だろう? あんときゃおれもついカッとなって殴りかかっちまったけれど、よく考えたらケンカするほどのことじゃねぇ」 「確かにそうだな。オキャクにジョウホウを届けるのはおれもおまえも同じだしな」 「もうやめようぜ、意味のないケンカなんか」 「ああそうだな」 「まてまてーい! ぬしらがケンカを止めるのはまかりならん!」 「やめてっ。お父さん!」 「……学長? それに、しなもお嬢さん?」 「白黒つくまで殴りあ

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    EurekaEureka
    EurekaEureka 2006/11/07
    "どっちが強いか"
  • 峰不二子や西海岸の彼女はシャツの裾を結ぶがキャラバンは進む。 -

    もちろんおれは西海岸に行ったことはないし、というか西海岸って言葉がどこの西の海岸なのかすらとんとわかっちゃいないのだけれども、それはともかく峰不二子や西海岸の彼女らはシャツの裾をお腹で結ぶ。 思うのだが、あれはぶきっちょさんアピなのではないか? シャツのボタンをとめるのもてこずる私です、てへ。ぶきっちょ萌えーというような。でなければシャツの裾を結ぶ必然性が見出せないのである。 あるいはあれはゴルディアスの結び目なのだ。この結び目を解いたものは世界を制するのよ。さああなたのアレキサンダーで結び目を断ち切ってみせて? そしてアジアの王になって! さあはやく! さあ! さあ! ……あなたのアレキサンダー?

    峰不二子や西海岸の彼女はシャツの裾を結ぶがキャラバンは進む。 -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2006/11/01
    "あなたのアレキサンダー"
  • 無断リンクにあふれた未来を考えてみる。 -

    WWWの発展を願う個々人が無断リンクに勤しみ、リファを、トラバを、ブクマを打ちつづけた現在。そこから数年後の遠からぬ未来。 文章の一挙手一投足一鼓動毎に内容関連リンクとヘルプリンク、商品アフィリエイトリンクと機械的リコメンド記事リンクが無数多重に張られるWWW世界。 まさに。 みなが望んだネットワークの完成形がそこにはあった。 読者がモニタ上で目にするハイパーテキストは、その背後で数万倍・数十万倍のテキスト群とつながっている。読者はWWWに触れるごとにその事実を肌で感じ、自分が相対するモノの巨大さに目がくらみ、ウィンドウを閉じる。 人が一生に読みつくせるテキストなんて限りがある。WWWはその事実を“常に”思い起こさせてしまうのだった。 人々の間でWWW離れが始まる。 ヘイト・ハイパーテキスト時代の幕開けである。 ハイパーテキスト嫌いになった読者らはアンダーグラウンドに潜り、説明不足で舌足ら

    無断リンクにあふれた未来を考えてみる。 -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2006/10/17
    無断リンク絶対禁止+禁止領域
  • 盆踊りは格闘技だろう? どうみても。 -

    ゆかたガールのウォッチに余念のないはてなダイアラーのみなさんですからうすうす感づいてらっしゃると思うのだけど、盆踊りは格闘技だろう? どうみても。 日各地流派は多々あれど、基動作はおおよそ決まっている。 左右に手を上げる上段の捌き、両手を左右腰下に払う受け流し、騙しのような両手打ち合わせのフェイント動作、また後退はなく必ず前進するところは相撲の極意「押さば押せ、引かば押せ」にも似ているわけだし、これは誰がなんと言おうと格闘技の型を踊りの中に封じ込めてる。カポエイラと同じだ。 そう考えると盆踊りという名称にも意味があることがわかる。すなわち盆踊りは英語読みするとBomb Dance。これは8月中ごろに各地で実施されるという事実とも符合するし、Bomb Danceを踊る当時の日人らはみながみな達人クラスの武術の使い手だったということにもなるし、なるほど竹やりで爆撃機を突き落としていたと

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    EurekaEureka 2006/08/07
    久しぶりに「拳児」読みたくなった
  • 「これはパイプではない」 -

    google:image:これはパイプではない 「これはなんだ? いってみろ?」 システィナの最終審判図の前で尋問とは気が利いている。縛り上げられた両手。荒縄がい込み、血が滲む。おれのとなりにいる3人の学者連中も痛みに顔を歪ませていた。 「おいどうした? これはなんだと聞いているのだ」 一枚の「絵」を手にしたまま、大司教が右足に力を込めた。その右足と大理石のあいだで頭骨が悲鳴をあげる。痛みにあえぎながら、年老いた数学者がつぶやいた。 「そ、それはパイプです」 「そうだ。パイプだ。誰の目にも明らかだろうが?」 数学者は解放され、別室に連れて行かれた。残る二人も、それがパイプであることを認め、部屋をあとにする。のこるはおれ一人か。 「他の学者どもはあたまがいいようだ。おまえはどうだ?」 「おれは真実を口にするだけだ」 「真実はおまえにはない。わしが手にしているものだけが真実だ」 その言葉が、

    「これはパイプではない」 -
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    EurekaEureka 2006/06/20
    柏原芳恵を連想した俺は汚れたおっさん
  • だがことばにすることでおれたちはそれを扱える。 -

    例えば。今あなたが手にしているDOUGHNUT PLANTのチョコドーナツ。そのドーナツをドーナツたらしめているのは何はなくとも穴だと思う。かといって穴はまわりの生地部分がなくては存在しえない。存在しえないが、だがやっぱり穴にこそ価値がある。 もしあなたがドーナツを設計することになったとしたら、この「穴がひとつ」という要素を忘れずに設計しなくてはならないわけで、こーゆーのをフィーチャー設計って言うのです。多分。 そんでそんで、「絶対領域」や「ぱいすら(π/)」っていうのもまた、命名によって要素(フィーチャー)として取り扱えるようになった。メガネやヘッドフォンなんかのマテリアルな要素(?)と並列に扱えるようになったわけだ。そしたらじゃあじゃあフィーチャー設計タイプの3次元CADなりなんなりに、メガネやヘッドフォンやカチューシャやエビちゃんやゴスロリやスイカップやチューブトップやそばかすやおさ

    だがことばにすることでおれたちはそれを扱える。 -
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2006/06/20
    絵の具の色はすべて混ぜると黒になる。光の色ははすべて混ぜると白になる。