1.記者会見を受けて見えたこと8/7、大田区における不在者投票数の二重計上と、それに基づく開票処理に関する記者会見が行われました。 選挙制度の透明性と公正さは、民主主義の根幹です。 この記者会見は一見すると事務的な発表に見えますが、その裏には選挙制度の信頼に直結する重大な論点が隠れています。大田区の選挙現場を知る立場から、その事実と背景を整理します。 私は元大田区選管職員で、現在は選管の実務支援を行う会社を経営しています。今回の件は、立場上知るはずのない重大な情報を偶然耳にしたことが発端でした。この情報を伏せることは、公正・公平な選挙に傷をつけるだけでなく、弊社の理念「すべての人が、選挙を待ち焦がれる未来に。」にも反し、会社の信用問題にも直結すると判断しました。 そのため、制度の信頼を守る立場から発信に踏み切りました。これは「内部告発」ではなく、部外者として公益性を第一に行った問題提起です
