中国でインターネットが普及した(=PCが普及した)時期は、前編で紹介したように、日本のそれより後となる2000年以降のこと。今回は、中国におけるインターネットの夜明けから現在までの数年間に、次々に登場し、新規インターネットユーザーを増やしたキラーサービスを紹介する。 ● 海賊版コンテンツがインターネット利用目的の1つ? 中国人に人気がある製品の傾向としては、コストパフォーマンスがよいということが挙げられる。それは中国のメーカーもよく知っており、例えば携帯電話にしてもシリコンプレーヤーにしても、どれだけ多機能であるかを売りにする製品がよく中国のメーカーからリリースされる。 PCは一度買ってしまえば、インターネットのさまざまなサービスを使えたり、仕事に使えたり、DVDを見たり、ゲームをしたりとたくさんの用途に使える。しかも中国では海賊版ソフトが簡単に手に入り、誰もがそれを利用しているから、海賊