2013年度にハローワークを通じて就職した障害者が、前年度から14.0%増えて7万7883人となり、1970年度の調査開始以来、最多となったことがわかった。厚生労労働省が2014年5月14日、発表した。4年連続で過去最多を更新した。 障害者の新規求職申込者は、12年度に比べて4.7%増の16万9522人。就職者数を求職者で割った就職率は45.9%(同3.7ポイント増)で、4年連続で上昇した。解雇者数は12年度に比べて291人減の1248人だった。 就職者の内訳は、精神障害者が2万9404人(同23.2%増)で最も多く、身体障害者(2万8307人、同6.5%増)を初めて上回った。 2013年の法改正で18年度から精神障害者の雇用が企業などに義務付けられることになっており、厚労省は企業が採用に前向きに動いているとみている。