ライターの榎並紀行さんが自宅で筋トレを続けるための手段として「仕掛学」の考え方を活用。「行動を変えるためのきっかけ」について考える「仕掛学」の提唱者・松村真宏さんに、筋トレを続けるための仕掛けの原理を教えてもらい、その後約1カ月実際に筋トレ生活を実施しました。 物事が長続きしない。大多数が同じ悩みを抱えているのではないか。 例えば筆者であれば、筋トレ。 僕は急激に太り始めた30代から、ダイエットを兼ねて筋トレを習慣にしようと試みた。 しかし、まあ続かない。 「今年こそ、痩せて筋肉をつける」。毎年、年初に一念発起するも、その一念が持続せず2月にはお菓子を食べてゴロゴロしている。 これはもう、やる気や忍耐力ではどうにもならないのかもしれない。筋トレを習慣化するには、何かしらの仕組みというか、仕掛けが必要だ。 そこで頼ったのは、「仕掛学」を専門とする松村真宏さん(大阪大学大学院経済学研究科経営学