【北京=矢板明夫】中国を代表する人権派弁護士で、インターネット上で公共秩序を乱し民族の憎悪をあおった罪に問われた浦志強氏(50)に対する初公判が14日、北京の北京市第2中級人民法院(地裁)で開かれ、浦氏側は起訴内容を否認した。 起訴状などによると、検察側は、浦氏が中国版ツイッター「微博」上で共産党や政府の民族政策などを批判したことが、「民族の団結を破壊し、社会に悪影響を与えた」と主張。浦氏は書き込みをしたことは認めつつ、「騒ぎを引き起こす目的はなかった」と反論したという。次回公判の期日は不明。 欧米諸国や人権団体は「言論弾圧だ」として浦氏の釈放を要求している。14日も同法院の前には数十人の支持者らが集まり、「浦氏は無罪だ」と訴えた。各国の外交官にも傍聴は認められず、北京の米大使館は「中国政府が憲法に定めた公民権を守り、公平な裁判を保障するよう求める」との声明を出した。 当局側は支持者や外国
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