“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
“1人の医師が複数の医療事故を繰り返す”ー「リピーター医師」の問題が去年から今年にかけて、各地で相次いで発覚しています。ある病院では1人の脳神経外科医が関わった手術で8か月間に8件の医療事故が起きていましたが、その事実は公にされないまま医師は別の病院に移っていました。今の制度のままでは、患者は「リピーター医師」を避けることも、医療事故を防ぐこともできないのではないか。父親を失った遺族の声に押され、実態を取材しました。 (プロジェクトセンター ディレクター 高橋裕太)
さいたま市中央区にある与野中央公園。住宅地にあるこの公園は、市民にとって憩いの場です。 この公園に、5000人が収容できるアリーナを整備する計画が示されました。スポーツによるまちづくりを目指すための計画。 しかし、この計画をめぐって住民の間では、賛成と反対で意見の分かれる事態になっています。 (さいたま局/記者 粕尾祐介) みんなの“与野中央公園” 与野中央公園 広さおよそ8ヘクタール、遊具やテニスコートもあり、休日には家族連れも多く訪れるさいたま市中央区にある与野中央公園です。 JR埼京線の「与野本町駅」から近く、住宅地の中にある緑の多いこの公園は、「まちのオアシス」ともいえる存在です。 5000人収容アリーナ計画 全容は 図の「次世代型スポーツ施設」がアリーナ 緑豊かで子ども連れも多く利用するこの公園に、去年、さいたま市は西側の一角に5000人が収容可能なアリーナを整備す
若い女性の減少率を分析した最新のデータが、衝撃を与えています。 2050年までに若年女性の人口が半数以下になる自治体は、全国744に上るとされ、そうした地域では人口が急減し、最終的に消滅する可能性があるという推計が4月に発表されたのです。 (「人口戦略会議」より) なぜ地方から女性が消えていくのか?地方を去った女性たちに本音を聞いてみると… 「そもそも働く場所がないんです」 「『女性は嫁としてもらわれて家庭を持ってやっと一人前になる』と言われた」 「国の“人口減少対策”では私たちの声が聞かれていない」 このテーマ、皆さんはどう考えますか?意見・感想や体験談をお寄せください。 (クローズアップ現代 取材班) 744自治体が“消滅可能性” 女性の流出が止まらない 民間の有識者グループ「人口戦略会議」が公開した分析結果です。全国744の自治体が「最終的には消滅する可能性がある」としています。 消
東京オリンピック・パラリンピックの選手村を改修した巨大マンション群「晴海フラッグ」。 ここでは販売にあたって申し込みが殺到し、多額の投資マネーが入っているのではないかという指摘がありました。その実態はどうなっているのか。私たちは1000戸あまりの登記簿を取得し、すべての所有者を調べてみることにしました。その驚きの結果は… ※私たちは「不動産のリアル」と題して、各地の不動産事情を取材しています。ぜひ晴海フラッグに関する情報などもこちらまでお寄せください。 (首都圏局 不動産のリアル取材班/記者 牧野慎太朗・竹岡直幸) 今月(5月)26日、「晴海フラッグ」で開かれた「まちびらき」のイベントに足を運びました。イベントには、東京大会のオリンピアンも参加し、ここが選手村だったことを思い起こさせました。周囲には新たな商業施設もオープン。家族連れなどの姿も目につき、新たな街の誕生を感じさせました。 晴海
去年10月7日にパレスチナのイスラム組織ハマスがイスラエルに大規模な襲撃を仕掛け、これに対してイスラエルがハマスの壊滅と人質の奪還を掲げてガザ地区への大規模な攻撃を始めてから1年。 ガザ地区は壊滅状態になり、死者は少なくとも4万1000人に上っていますが、激しい攻撃はいまも続いています。 さらに、イスラエルはハマスを支持する勢力を排除しようと隣国レバノンへの侵攻にも踏み切り、また長年対立してきたイランとの攻撃の応酬も繰り返して、中東全体が戦火に包まれる懸念が高まっています。 そもそも「世界で最も解決が困難」といわれてきたパレスチナ問題とは何なのか。 なぜイスラエルとパレスチナは凄惨な対立の歴史を繰り返してきたのか。 かつてエルサレムにも駐在し、この問題を取材し続けてきた鴨志田郷解説委員が分かりやすく解説します。 ※この記事はNHKのWEBサイト「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」の中で2
2018年4月、愛媛県今治市の刑務所から受刑者が脱走する事件が起きました。事件が起きたのは生活態度が良好で模範的な受刑者を収容する「塀のない刑務所」。施設には塀はなく受刑者には一定程度の行動の自由が認められています。事件から5年、特別な許可を得て「塀のない刑務所」の1日に密着すると、刑務所側は新たなジレンマに陥っていることが分かりました。 (NHK松山放送局 後藤駿介) 5年前の脱走事件 5年前の4月8日。衝撃的な事件が発生しました。今治市の刑務所から当時27歳の受刑者が脱走したのです。受刑者は瀬戸内海の島などで盗みを繰り返しながら、泳いで本州側に渡ったとみられ、その後、広島市の路上で警察に見つかり逮捕されました。逃走の期間は3週間あまりにおよび、地域は大きな不安に包まれました。 「塀のない刑務所」の1日に密着 脱走事件が起きた松山刑務所大井造船作業場です。施設は民間の造船会社の工場内にあ
最近、スマホの使いすぎが原因で、脳に異常をきたす人が増えているという指摘が、医師や研究者の間で相次いでいます。スマホによる「認知機能の低下」、「脳過労」とも呼ばれています。 スマホが原因で脳過労に陥った人の脳画像です。青くなっているのは、血流が減って機能が鈍っている部分。正常な時と比べると、明らかに機能の低下が広がっています。 岐阜県の、もの忘れ外来です。以前は高齢の患者がほとんどでしたが、5年ほど前から異変が起きたといいます。 脳神経外科 奥村歩医師 「30代から50代の働き盛りの患者さんが、全体の4割を占めるに至っている。」 1年前、スマホによる脳過労と指摘された田中さん(仮名)、59歳です。自動車販売店で支店長を務めています。田中さんは、8年前からスマホを愛用。メールやSNSに加え、仕事に役立つと思うネット記事は頻繁にチェックするといいます。 田中義人さん 「話のネタに使えますし、社
「ここまでの高倍率は経験したことがないです」 販売担当者がこう漏らすほど応募が殺到したのが、東京・中央区晴海地区にある分譲マンションです。ここは、おととし開かれた東京オリンピック・パラリンピックの選手村の跡地です。最終販売期の最高倍率はなんと266倍に上りました。なぜここまで人気を集めたのでしょうか。 (「不動産のリアル取材班」 記者/牧野慎太朗) 私たちは「不動産のリアル」と題して、空前の高騰が続く東京の不動産事情を取材しています。皆さんからの情報や意見をこちらからお寄せ下さい。 関連記事:シリーズ不動産のリアル 関連記事:選手村マンション「晴海フラッグ」転売相次ぎ 2度目の販売方法見直し(5/22)
国家公務員の中途退職や志望者の減少が深刻化している霞が関。 このままでは政策立案能力の低下を招き、国家の屋台骨が揺らぐ可能性すらある。 「これ以上若手を辞めさせるわけにはいかない」 霞が関の未来への希望を託されたのは、人事行政を担う若手8人組だった。 (山田宏茂) 倒れる同僚 明日はわが身 「政権が変わるたびに“なんちゃら室”が内閣官房にできて人が割かれる」 「仕事は常に自転車操業。新しい政策を立案する力が残っていない」 霞が関にある人事院の一室。部屋に集った若手官僚8人の本音が熱を帯びて飛び交う。 議論していたのは「未来の公務を考える若手チーム」。 去年9月、国家公務員の中途退職や志望者の減少に危機感を抱いた人事院の川本裕子総裁と、公務員制度を担当する当時の河野太郎大臣が、内閣人事局と人事院の若手職員に自由に改革案をつくってもらおうと設置した。 国家公務員の働き方をめぐって、国が人事制度
自民党が単独で過半数を超える議席を獲得し、事実上勝利した先の衆議院選挙。 NHKの出口調査では、若者が自民党を支持する傾向がはっきりと読み取れた。 少子高齢化の中で、意見が政策に反映されにくいとされる若い世代がなぜ政権与党である自民党を選んだのか。 新型コロナウイルスの問題は投票先の判断に影響しなかったのか。 調査結果や専門家などへの取材から読み解いた。 (内藤貴浩、石井良周) 若い世代ほど自民党に まずは、こちらのグラフを見ていただきたい。 NHKが衆院選の投票日に行った出口調査で、比例代表の投票先を年代別にまとめたものだ。 自民党に投票したと答えた人は、18・19歳で43%、20代も41%でともに4割を超えた。 30代が39%、40代と50代が36%、60代が34%、70代以上が38%となった。 つまり、60代以下では、若い世代ほど自民党に投票したと答える割合が高くなっているのだ。 岸
小中学生の不登校が4年連続13万人を超え、画一的ではない教育を模索する動きが本格化し始めている。そのなかで注目を集めているのが、生まれつき高い知能(IQ130以上が目安)や才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる若者たち。マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツなども“ギフテッド”とされ、米国などでは国家の教育支援を受けている。今回番組では、日本国内のギフテッドにアンケートを実施。すると、才能を秘めた若者が「生きづらさ」を抱えている現状が明らかになった。才能を十分に発揮できる社会には何が必要なのか、数々のギフテッドの例とともに考える。 出演者 石井光太さん (作家) 宮田裕章さん (慶應義塾大学 教授) 川崎由起子さん (ギフテッド教育専門家) 武田真一 (キャスター) 、 高山哲哉 (アナウンサー) 飛び抜けた能力を持つ「ギフテッド」と呼ばれる天才たち。「天から才能を授かった人」という意味で、海外
「珍しい国旗だな。どこの国の要人が来ているんだっけ」 永田町界隈で取材していると、しばしば交わされる会話です。外国の賓客が来日すると、総理大臣官邸や外務省の前の道路には、相手国の国旗がいくつも掲揚されます。中には見たことも無い国旗も。 あれ?そういえば前日の夜まで無かったぞ。いったい、誰が取り付けているんだろう。そんな疑問から取材を進めると、奥深い国旗の世界が見えてきました。 (政治部外務省担当 瀬上祐介) こんなところに大量の国旗 千葉県船橋市にある、とある倉庫。のぞいてみると… ずらり!世界各国の国旗が常備されていました。その数、国連に加盟していない国も含めて、なんと206か国。 倉庫の持ち主は、物流やマーケティングなど多角的な事業を展開する企業です。実はこの企業、半世紀近くにわたって、外務省が発注する国旗掲揚の業務をほぼ一手に請け負ってきました。昭和45年の大阪万博以来、国内で開催さ
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