「日本の震災、原発で『爆発音』」(英BBCのサイト)――。東日本大震災による福島第一原発1号機のトラブルは、大地震による原発の重大事故という世界初の事態だけに、世界各国のメディアも大きく報じた。北東アジアでは、自国民を安心させようと、独自の放射能監視体制を築く国が相次いでいる。 国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)は12日までに、日本政府から福島第一原発の状況について「燃料の溶融が進んでいる可能性が高い」との報告を受けていた。 12日に原発で爆発音がしたとの情報も日本側から第一報を受けているが、詳細については「確認中」としている。 IAEAは震災発生当日の11日には「日本側から要請があればいかなる技術的支援もする用意がある」と発表した。天野之弥(ゆきや)事務局長を中心に情報収集や分析を進めており、日本側の要請があれば専門家派遣などで即時対応できるよう態勢を整えつつある。 ただし