京都府城陽市選管は1日、統一地方選の市議選(4月26日投開票)で初当選した維新の党の井上清貴氏(38)について、同市内で3か月以上居住した実態がないとして、当選無効の決定をしたと発表した。 市選管によると、5月1日に市民から「井上氏には被選挙権がない」とする異議申し出を受理。調査したところ、井上氏は昨年9月に同府宇治市から城陽市に転入したが、同市に届け出た住所の水道は4年前から元栓が閉じられたままで、近隣住民も「誰かが住んでいるとは思わなかった」と話していることなどから判断したという。 これに対し、井上氏は代理人の弁護士を通じて「城陽市で仕事を続け、市民として活動してきた」とコメント。近く、府選管に不服審査を申し立てる。 公職選挙法は、市議選の被選挙権について「引き続き3か月以上市内に住所を有する者」と規定。井上氏の当選無効が確定した場合、次点の候補者が当選となる。
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