きららMAX2012年8月号。 このワードにピンと来る人は間違いなく4コママニアでしょう。この号には、その筋で伝説となっている読切、4224「グレーゾーン」が掲載されているのです。 どうして伝説なのかって? 見ればわかります。 (雑誌96ページから抜粋) 一目瞭然、この作品にはコマ枠というものが一切存在しないのです。常識的に考えれば、そんなものが4コママンガであるはずがありません。しかし「きららMAX」は4コマしか掲載されない純粋な専門誌であり、そこに掲載されている以上、少なくとも作者(と編集部)はこれが確かに4コママンガであると確信して発表しているわけです。 (話題騒然となった当時の様子) 実際のところ。 本作は間違いなく4コママンガだと言えます。 それも、かなり読みやすい部類の。 この記事では、「グレーゾーン」を4コマとして成立させるためにつぎ込まれた数々のテクニックを解説していきます