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ブックマーク / ponanza.hatenadiary.jp (5)

  • 王座戦最終局第12譜(今日も私は) - 山本一成とPonanzaの大冒険

    第12譜、最終譜です。タイトル戦を実行するのにはこんなに大変ということが今回当にわかりました。このような機会をくださって、関係者のみなさまには当に感謝しております。 第11譜はこちら 『脱線気味の話』 対局後の打ち上げで、羽生さんの隣に座って色々お話をしました。この対局のこと、Ponanzaのこと、コンピュータ将棋のこと、コンピュータチェスのこと。あと囲碁についても話が飛びました。羽生さんが「囲碁ってどうやって終局するのですか?」と聞いたので、囲碁のルールしか知らない私が一生懸命、「お互いにパスしあったら終わりです。でも日式と中国式では死に石の定義が変わるので・・」とほとんど無い囲碁の知識を総動員して話しました。ええ、がんばりました。 この話の終わり頃に、私が「ところで羽生さんは囲碁をなされるんですか?」と聞いた所、羽生「ええ、まあ、初段ほど・・・」と言われて、なんとも言えない気持ち

    王座戦最終局第12譜(今日も私は) - 山本一成とPonanzaの大冒険
    FTTH
    FTTH 2015/03/14
    羽生ゥ……
  • コンピュータ将棋のよくある誤解(その2) - 山本一成とPonanzaの大冒険

    このブログは電王戦をより楽しんで頂くための一助となればと思い書き始めました。なにか意見などありましたら、twitterで声をかけてください。今日もよくある誤解について解説していきたいと思います。 ■ よくある誤解 将棋の名人を倒したら、次は完全解析? 「将棋の名人を倒したら、次は将棋の完全解析ですか?」とよく聞かれます。確かに将棋には答えがあるので完全解析は理論上は可能でです。現実問題として、完全解析はまったく目処が立ってないです。今回はどれくらい難しいか少し考えてみましょう。 仮に将棋が100手以内に先手が必ず勝てるゲームだとしましょう。そうすると完全解析するために必要な局面数は局面あたりの合法手数を80とすると、以下の数になります。 80を50回かけた数= 14272476927059598810582859694494951363827466240000000000000000000

    コンピュータ将棋のよくある誤解(その2) - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 続・バイナリ畑と将棋の神様 - 山本一成とPonanzaの大冒険

    前回の記事を書いていて思ったのだけれども、人生30年近く生きてきてようやく自分の好きな物語がわかってきた。才能の開花する物語が好きなんだ。モヤモヤした人が、日々うまくいかない人が、壁にぶつかっている人が、突破してその力を吐き出す物語が好きなんだ。下のCMも何回見たことやら。 公共広告機構 CM 『黒い絵』 - YouTube

    続・バイナリ畑と将棋の神様 - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 電王戦最終局 屋敷九段とPonanzaの自戦記(後半) - 山本一成とPonanzaの大冒険

    前回の記事の最後にFail Lowという言葉がでました。コンピュータ将棋はある局面を探索するときに、評価値をある程度予想して、その予想を元に探索をします。予想値の下限をアルファ、予想値の上限をベータといいます。よく聞くアルファベータ探索のアルファとベータはここから来てます。評価値がアルファより下の場合Fail Low、評価値がベータより上の場合はFail Highといいます(第1図)。Fail Lowが起こる時は予想より実際の評価値が大きく下回る場合で、かなり良くない状況です。Fail Lowがおこった場合は、アルファとベータの予想値を再修正して探索し直します。 第1図 難解な局面では予想が難しいので、Fail Low(↓)やFail High(↑)することがよく起こる。評価値に矢印をつけるのはPonanza独自の拡張. Fail Lowは業績下方修正、Fail highは業績上方修正のよ

    電王戦最終局 屋敷九段とPonanzaの自戦記(後半) - 山本一成とPonanzaの大冒険
  • 電王戦最終局 屋敷九段とPonanzaの自戦記(前半) - 山本一成とPonanzaの大冒険

    屋敷九段とPonanzaの電王戦最終局が2014/4/12にあった。場所は将棋の総山、将棋連盟。屋敷九段はどのようなコンピュータ対策をしてきたのだろうか?Ponanzaはどういう序盤展開に持ち込まれるのだろうか?色々な不安が錯綜したが、もはや作者としてはできることはない。Ponanzaを信じよう。 局面は屋敷九段の▲2六歩から始まった。ここからは推測だが、△3四歩なら▲2五歩としてから、Ponanzaにうまいこと振り飛車にさせる。また△8四歩には譜のように少し変則的ながら、横歩取りにするという変化を想定したと思う(第1図)。 第1図 やや変則的な出だし、屋敷九段はPonanzaの横歩取りに弱点ありと見たのだろうか? ちなみにTwitter上で将棋の非常に強い有名な方も以下のように言ってたり、第三回電王戦で唯一人間側で勝った豊島七段が勝った戦型も横歩取りなので、コンピュータ対策として横歩

    電王戦最終局 屋敷九段とPonanzaの自戦記(前半) - 山本一成とPonanzaの大冒険
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