3月に公開されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)のモデル地として描かれる、天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅(浜松市天竜区)に、“聖地巡礼”で静岡県内外から連日多くのファンが詰め掛けている。始発駅の掛川、新所原駅から同鉄道に乗って訪れるファンも多く、同社は「コロナ禍で落ち込む収入回復の起爆剤になる」と期待する。 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデル地となった転車台見学に訪れ、写真を撮るツアー参加者=9日午後、浜松市天竜区の天竜二俣駅 劇中に描かれる転車台や扇形車庫の見学ツアーには多い日で170人を超える参加者が集う。放射状の転車台に向かって列車が動きだすと、参加者が一斉に写真を撮り始める。大学生の太田惣貴さん(18)=同市中区=は「映画を見て初めて訪れた。こんな近くにあの舞台があるなんて誇らしい気持ち」と興奮気味に話す。 映画効果で、ツアーの参加者は急増。公開週の日