韓国ソウル冠岳区で、浸水被害に遭った半地下住宅を清掃する作業員(2022年8月11日撮影)。(c)Anthony WALLACE / AFP 【8月12日 AFP】韓国の首都ソウルで今週、記録的な豪雨による浸水で半地下住宅の住民4人が死亡したことを受け、同市当局は地下室の居住を禁止する方針を示した。半地下住宅は、米アカデミー賞(Academy Awards)を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族(Parasite)』で注目を浴びていた。 当局の発表によると、豪雨では計11人が死亡。うち4人は、半地下住宅の浸水により水死した。現場を訪れたAFP記者によると、8日に障害者女性と10代の子どもを含む3人が死亡した同市冠岳(Gwanak)区の半地下住宅では11日、兵士と救助隊が泥まみれになった屋内から家財道具などを撤去していた。 半地下住宅は、家賃が安いものの、狭くて湿気がたまりやすく、浸水