不妊治療や医療技術の発展によって、30年前と比べ、双子や3つ子といった“多胎児”が、生まれる割合はおよそ1.5倍に増えています。 年子や異なる年齢のきょうだいと多胎児の育児では何が違うのか? ある3つ子のお母さんはその違いを「大変さの量とかで言ったら同じだけど、大変さの種類がたぶん違う」と表現しました。 生後11か月の3つ子の次男を床にたたきつけて死亡させたとして、母親に実刑判決が言い渡された裁判。子育て世代を中心に反響が広がり、2審で執行猶予をつけるよう求める署名活動が行われ、賛同する声は3万件を超えています。 一人でも大変な育児。ましてや、双子、3つ子を育てるのは大変です。では、実際、多胎育児は、どれくらい大変なのか、取材してみました。 「双子の赤ちゃんですよ」 産婦人科の医師から伝えられた言葉。その瞬間から、夫婦は自分たちの知っている妊娠・出産とは違う“多胎妊娠”に直面します。 多胎