をッ!という本を検索すると、たいてい千夜千冊に突き当たる。セイゴォ式ウンチクに耳をかたむけつつ、類書を漁る。いわゆる「ソレ読んだら、コレなんて、どう?」的なオススメ。しかも肝をつかみとって教えてくれるので、これだけで読んだ気になれる。 「読書とは編集だ」と言い切るセイゴオ読書術は、なかなか面白い。読書術や読書論は、千夜千冊(全8巻)のあちこちに散らばっているが、特別巻「書物たちの記譜」にまとめられている。中でも、わたしにピクッとキたものをピックアップしてみよう(太字化はわたし)。 ■00 読書の謎 そこ(非線形読書のすすめ)に何を書いたかというと、われわれは読書によって書物にしるされていることを読んでいるとはかぎらないということを告げた。われわれは読書しているあいだに、アタマのなかで勝手な連想や追想や、疑問や煩悶をおこしているわけだから、ごく控えめに言っても読書とは、テクストの流れと自分の
それまで使われていた「図案文字」がLetteringという用語に変わり、定着しはじめたのは昭和40年前後ではないかと思われます。 昭和20年代後半には、早くもレタリングという言葉を装丁に使ったサンプル集や技術書も見うけられますが、ただこのレタリングという言葉を使ったものは、どうも英字に関するものが多く、日本文に関してはかわらず「図案文字」を使っているようです。もっとも、昭和20年代から刊行された同じような本をすべて調べたわけではありませんので、これはあくまでも推測にすぎません。 昭和20年8月、日本は戦争に負けました。進駐したアメリカ軍の対日本文化および教育政策の一つが図書館の設立でした。昭和21年3月に連合国軍最高司令部民間情報教育局図書館 (Civil Information and Education Information Library、略してCIE図書館)が日比谷にでき、それま
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