スピリチュアルブームが始まったのは、テレビ番組「オーラの泉」時代を起点にしてもすでに10年以上前だ。 そのブームは相変わらず翳りをみせないが、その一方で巨大化するスピリチュアルを看板に、団体を形成する動きが増えてきた。時代はすでに個人による”新新興宗教”が乱立しているといっていい。 九州地方の女性ヒーラーは本を出すほど有名ではないが、信仰者は全国で5000人を超す勢いだ。SNSのコミュニティをベースに活動しているため、ほとんど表には出てこない。ネットで検索をすると彼女のセミナーに出たという記述は見つかるが、あくまでインナーサークルでし活動していない。ファンによれば、彼女が人気なのは、「ほしい言葉をくれる」からだという。 関西でセミナーを開けば、全国から信者が100人は集まるほどの人気。その内容はふつうのスピリチュアル本に書かれている内容とほぼ同じだ。有名ヒーラーに習うには数十万円というお金