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ブックマーク / milesta.blog72.fc2.com (1)

  • 本からの贈り物 |『円周率を計算した男』 鳴海 風

    これは伝記と創作の両方で構成された短編時代小説集である。 理系の主人が和算に興味を持って先にこれを読み、「おもしろいよ。」と渡してくれたときは、難しい数式や数学用語がでてきて私にはわからないのではないか、退屈なのではないかと、ちょっと疑心暗鬼だった。 ところが読んでみると、江戸時代の和算が好きで堪らない人たちとその周りの人たちとの情で結ばれた世界を描いていて、「人情もの」といって良いような作品集であった。登場人物の何人かは実際の和算家で、短編が年代順に並んでいることから、和算の歴史の一端を垣間見ることも出来る。 和算といって思い浮かぶのは、「関孝和」「つるかめ算」「算額奉掲」ぐらいのもので、どんな人たちが和算の世界を支えていたのか考えたこともなかった。 知ってみれば当たり前のようなことだが、和算を使って仕事をしていたのは、藩の財務監査をする勘定吟味役、銀貨の鋳造と発行を行う銀座役人、公共工

    FeZn
    FeZn 2007/08/22
     たしか表題作は歴史読本に掲載時に読んだ気がする。
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