プロローグ チャップ・ブック 第一章 様々のチャップ・ブック 宗教書・実用書・旅行記 第二章 庶民たちの愛したもの 笑話集(ジェスト・ブック)・占い・魔女 第三章 名作ダイジェスト 『ロビンソン・クルーソー』を中心に 第四章 チャップ・ブックの精神 伝説のヒーローたち 第五章 歌物語の系譜 バラッドからナースリー・ライムまで 第六章 犯罪実録の盛衰 ニューゲイト小説への道 第七章 無名の作家たち 「グラップ・ストリート」からハンナ・モアへ 第八章 チャップ・ブックの出版と流通 ダイシー、キャトナック、そしてチャップマン エピローグ 消えゆくチャップ・ブック あとがき学術文庫版あとがき 正直にいうと「チャップ・ブック」という言葉には馴染みがなかった。どこかでお目にかかってはいるのだろうが、気にとめていなかったのだろう。 同類として本書でとりあげられている「ブロードサイド」や「ガーランド」の方