大学教授の職を得ることなく、独自に歴史研究を続け本書を書いた。 本書出版の後は大学に職を得たが、こういう市井の歴史家を育むフランス社会も、市井の歴史家を雇い入れたフランスの大学も、なかなか度量が大きいものだと私は思う。 本書は、中世ヨーロッパには「子ども」の概念がなかったことを論証したものとして有名だ。この論証にはその後多くの批判が寄せられたが、教育学の世界ではおおむね、アリエスの主張は受け入れられていると言っていいだろう。
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