背景 複数アプリケーションにまたいで同一ID・パスワードで認証させるという要件は昨今、多くの企業で求められる要件です。このような要件に対して、クラウドサービス、とくに認証を司るクラウドサービスであるIDaaSを活用することが多くあります。代表的なサービスとして、AWS Cognito、Okta CIC(Auth0)、Azure EntraIDなどがありますが、今回はAWS Cognitoを活用した場合に、どのような実装をする必要があるかをご説明します。(最後にご紹介いたしますが、TC3が提供する「Tactna」をご利用いただくと今回想定されるケースのような複雑なケースの要件を満たし、実装を回避できることが可能です) 4つの技術要件 今回は、TC3が多くエンタープライズアプリケーション開発を経験する中で、AWS Cognitoを認証IdPとして満たすべき要件を以下と想定して考えます。 ログイ