日経「空自の緊急発進、最多の533回 14年度上半期」※だが、基本的にスクランブルは日本の事情で上げる。件数(確か、2機2ホップで1カウントだったと思う)を増やしたければ、幾らでも増やせる。いわば、火事場に消防車を何台送るかに似ている。スクランブル件数は、必ずしも、そのまま周辺国の脅威に直結するものではない。 防空識別圏は広めにとってある。このため、日本に向かって飛んでこない飛行も相当数拾ってスクランブルをかけることになる。 ロシアの場合、沿海地方やハバロフスク地方から樺太やカムチャッカまでの飛行も拾ってしまう。彼らが東シナ海やそこから太平洋に出るときには、特に対馬海峡を通らざるを得ない。(※※ 領空侵犯の多くは対馬海峡での、おそらく航法ミスの親戚)それをもって脅威とは言いがたい。 中国にしても似たようなものだ。領土問題で揉めている尖閣付近をうろつくのはともかく。太平洋に出ること、それ自体