反社の男、Iさん。 反社の男といっても怖い系ではなくて、会社に対して反抗的という意味である。 例えば会社が極力エネフリのスタンドで給油をしてくれと頼んでも、宇佐美ばっかりで入れたりとか、めちゃくちゃ早く車庫を出発したりとか、高速乗ってるのに、日報みたら下道走ってたりとか、 とにかく、わがままな仕事っぷり。 当然会社からの評価も低い。 12月28日仕事納め。 従業員みんな、会社からお年玉と称した退職金を頂いた。 というのも2年前に会社が新しく変わっていて、以前の会社では退職金制度があったので、今回それが支給されたのだ。 営業所が一緒のIさんとY君。 お年玉をもらった後、営業所に戻った。 IさんがY君に 「Y君、お年玉開封してみ」 「Iさん、もう見たんですか?」 「見たで、俺は○○円やったわ」 Iさん55歳は勤続年数20年以上、勤続年数10年のY君よりは俺の方が多いはず。 そう思っていたのでし