新潟市と聞いて何を思い浮かべますか?おいしいお米に淡麗辛口の日本酒。食に恵まれた豊かな地方都市というイメージでしょうか。ところがそんな新潟市のふところ事情は深刻で、貯金が底をつく寸前まで追い詰められています。新潟は本州の日本海側でただ1つの政令指定都市。いったい何が起きているのでしょうか。 (新潟放送局記者 氏家 寛子) まずは新潟市の財布をのぞいてみましょう。 市の貯金にあたる「基金」の残高は、ことし3月末(平成29年度)の時点で33億円。11年前の平成19年3月末(平成18年度)には362億円ありましたが、10分の1以下に減ってしまいました。毎年、お金のやりくりがつかず、貯金を取り崩してきたためでした。新潟市はとうとう「財政運営は危機的であり、持続可能な財政運営を行っていくには限界がきている」と表明しました。 そして平成30年度の予算編成で、およそ1200にのぼる事業を総点検。ほぼすべ
10月15日、新潟市内の万代シティ前で自民党の石破茂・元防衛大臣が街頭演説を行った。新潟1区から出馬している石崎とおる前議員の応援のためだ。石破氏も石崎氏も、演説の時間はそれぞれ約10分。柏崎刈羽原発立地自治体の新潟県で、両者とも原発政策については語らなかったため、直撃取材を試みた。 ――街頭演説で、原発政策に触れなかった理由は何ですか。 石破茂・元防衛大臣:短い時間ですから。我が党としては、原発は重要なエネルギー源として位置づけている。でも、それは安心と安全を確認された上でのことだと。それを我が党としてきちんと申し上げていることなので、限られた時間の中で訴えることはしなかった。 ――(自民党公認で新潟5区から出馬している)泉田裕彦・前新潟県知事は、原発再稼動反対の立場。原子力規制委員会のお墨つきでは不十分だと主張しています。 石破:いろいろな考え方があります。 ――自民党としては、再稼動
《宮崎氏は席上、星野氏に向かって「(市議らが)自由に発言できない雰囲気になっている。(今後)こういった場には出ていただきたくない」と目を赤くして迫った。しかし、星野氏は事も無げに一蹴したという。》 な、なんだ? 一体何が起きているのだ? 上記は「新潟日報」(9月14日)。来月22日に予定されていた「新潟5区補欠選挙」についての記事だ。ここ3週間ぐらい私は「新潟日報」に夢中だった。混迷のドロドロ。 総選挙でも見どころのひとつ 衆院選が来月におこなわれるとなると新潟、愛媛、青森の3つの補選は解散した時点で中止となる。しかし新潟5区の自民党の候補者選びの過程を見ていたら、これは「中央」の事情を理解するうえでも興味深かった。総選挙でも見どころのひとつとなる。なので過程を振り返ってみたい。 まず東京での報じられ方。 「新潟『きのうの敵』泉田氏に白羽」(朝日 9月5日)
新潟県知事時代に「福島原発事故の検証が先決」と強調し、柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な姿勢を取り続けてきた泉田裕彦・前知事に対して「がっかりした」「脱原発ではなかったのか」「変節したのか」といった批判が噴出している。長島忠美・元復興副大臣の死去に伴う衆院新潟5区補欠選挙(10月22日投開票)に、原発再稼働を進める自民党から出馬する意向を固めたからだ。 自民党新潟県連が選考委員会を開いて泉田氏出馬を正式決定しようとしていた9月9日、元経産官僚の古賀茂明氏は千葉市での講演で、「究極のペテン師では?」と疑問を呈示しながら「新潟県知事選を降りた時の密約説(古賀仮説)」を披露した。 これまで古賀氏は、同じ経産省OBの泉田氏を評価してきたが、今回の出馬を“許し難い裏切り行為”との疑念を深め、県知事選当時の内情を暴露しながら「なぜ泉田氏が県知事選を辞退したか」について一つの仮説を披露した。古賀氏はさまざまな
自民党の長島忠美衆院議員の死去に伴う衆院新潟5区補選(10月22日投開票)で、自民党新潟県連5区支部が2日、泉田裕彦・前新潟県知事に立候補を要請し、泉田氏も前向きに検討する姿勢を示した。泉田氏が受け入れれば、県連は4日以降に正式決定し、党本部に公認を要請するとみられる。党本部は「泉田氏は勝てる候補だ」(党幹部)として公認する方針だ。 2日午前、県連の支部幹部の県議らが泉田氏の自宅を訪れ、立候補を要請した。泉田氏は面会後、記者団に対し、補選の投開票日が、中越地震の発生した10月23日と、知事を退任した24日に連なっていることに触れ、「運命的なものを感じる」と語り、これまでにない前向きな姿勢を見せた。 5区は泉田氏の地元(4区の加茂市)と選挙区が異なるため、地元の支援者の理解を得たうえで立候補を決める考えとみられる。面会した県議は「前向きに受け止めていたと思う」と記者団に語った。 長島氏の死去
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