労働省労働統計局の発表によると、2012年第4四半期のフルタイム労働者の週当たり賃金の中間値は前年同期を1.4%上回った。その一方で州別の最低賃金は年明けの1月1日から10州で引き上げられた。また、失業率は12年、42州で前年から下がった。雇用労働関係の数字は総じて改善に向かっている。 男女の賃金格差が拡大傾向に 労働省労働統計局の発表によれば、フルタイム労動者の2012年第4四半期の週あたり賃金の中間値は775ドルで、対前年同期の764ドルとくらべて1.4%増となった。 この数字は男女別にみると様相が異なる。女性は2012年第4四半期が692ドル、対前年同期の688ドルとくらべて0.6%増にとどまっている。それに対して、男性は2012年第4四半期が875ドル、対前年同期の843ドルとくらべて3.8%増と大きく伸びている。 男女の伸び率の差をみると、男性が女性の6.33倍となっている。これ
国際労働機関(ILO)は12月7日、「世界賃金報告2012/2013―賃金と公正な成長」と題する報告を発表した。それによると、世界平均の実質賃金の対前年上昇率は2011年に1.2%を記録し、2010年の2.1%に比べて落ち込んだ。欧州経済危機の影響を直接に受けた先進国の伸び悩みが影響している。 実質賃金上昇率はわずか0.2% 世界全体の平均から、大きな比重を占める中国を除くと、実質賃金の上昇率は0.2%に落ち込み、世界経済危機直後の2008年、2009年の数字よりも低かった(図1)。 図1:世界の実質賃金平均上昇率 (年間、%) ※「暫定予測値」(対象75カ国) 注:124カ国の実質平均月額賃金の年間上昇率の加重平均として算出したもの、世界の全雇用労働者の94.3%を網羅 出所: ILO世界賃金データベース 日本、生産性向上が賃金に反映せず 日本については、アメリカやドイツとともに1999
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