JR横浜線の踏切を撮影しようと線路内に立ち入ったとして、神奈川県警緑署は23日、鉄道営業法違反の疑いで東京都町田市の無職男性(43)を書類送検した。 送検容疑は、1月31日午後2時20分ごろ、横浜市緑区三保町の横浜線十日市場-中山間の三保踏切から線路内に約7メートル立ち入った疑い。 同署によると、「線路と踏切が両方入るアングルから写真を撮りたかった」と容疑を認めている。パトロール中の同署員が発見し、任意同行して経緯を調べていた。(共同)
報道陣に囲まれる中、勝野成治常務執行役員に「うどん県」表記を認めるよう求める要望書を手渡す要潤さん(右)=東京都千代田区の郵便事業会社で2011年12月6日午前10時49分、鈴木理之撮影 「うどん県」という宛名で郵便物が届くようにしてください--。香川県が6日、知名度抜群の讃岐うどんにあやかって県をPRしようと、俳優演じる「うどん県副知事」を郵便事業会社(東京都千代田区)に派遣し、前代未聞の“要望”を試みた。 訪れたのは、10月に始まったPRキャンペーンで「うどん県副知事」を務める同県出身の俳優、要潤さん。要さんは取材陣に囲まれ、郵便事業会社の担当者に頭を下げた。同社は「『うどん県』とあっても郵便番号が書かれていれば届くと思う。郵便番号がなくても、市や町の名前から届けるよう努力する」と柔軟な姿勢だ。 香川県は今年度、2300万円を投じ、県出身の俳優やタレントを起用したイメージ重視のPR動画
「国の検査は一体何だったのか」。暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるコメの放射性セシウム汚染が初めて福島市で判明した16日、産地に動揺が広がった。農林水産省は収穫前後のダブルチェックで「汚染米は出さない」と自信を見せてきたが、検査態勢が十分だったのか改めて問われそうだ。 汚染米が見つかった福島市大波地区。70代の農業の女性は、70袋(1袋30キロ)の新米を収穫したばかり。毎年、新米を全量20~30人の知人に売ってきたが、今年は買いたいという知人はおらず、すべて農協に出すつもりだったという。「コメが売れなくなって本当に困る。何度もサンプル調査に協力してきたのに」と、農水省への不信感をあらわにした。 夫(61)と一緒に収穫を終えた兼業農家の女性(54)は「今年は約100袋出荷した。この時期が年に一度の勝負どころなのに、今後出荷できなくなると大変困る」と不安を口にし、「春先に大丈夫と
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は31日、土壌から放射性セシウムのほぼ全量を回収できる技術を開発したと発表した。汚染土壌に低濃度の酸の水溶液を混ぜてセシウムを抽出し、微粒子状の顔料に吸着させる。東京電力福島第1原発事故では、外部に放出された大量の放射性物質による土壌汚染が問題となっているが、この処理技術を活用することで放射性廃棄物を150分の1に減量できるという。 研究グループは、福島県飯舘村の畑の地中から採取された汚染されていない土壌から放射性ではないセシウムを除去できれば、同様の方法で放射性セシウムも回収できるとして実験に着手。汚染されていない土と低濃度の硝酸水溶液を混ぜ、圧力容器内で200度で45分間加熱したところ、セシウムの100%抽出に成功した。温度が半分の100度でも約60%を抽出できたという。水溶液は繰り返して使える。 さらに第2段階で、水溶液からセシウムイオンだけを取り
衆院予算委での11年度2次補正予算案に対する締めくくりの総括質疑で質問に答える菅直人首相=国会内で2011年7月20日午前11時6分、藤井太郎撮影 菅直人首相は20日午前の衆院予算委員会で、原子力発電にかかるコストに関し「これまで言われてきたコスト自体が、現実とは大きく違うのではないか。少なくともかなり高いもので再計算しなければならない」と述べ、コスト計算を見直す考えを示した。海江田万里経済産業相は「再検証し、結果は明らかにする」と述べた。 経産省によると、1キロワット時あたりの発電コストは、原子力が4.8円から6.2円で他電力と比べ安い。しかし、首相は「根本から検証しないとならない」と強調。原発については「今回の事故は想定されていなかった。最終処分地の費用、原発立地のいろいろな費用も入っているのか」と語り、賠償費用や廃棄物処理、自治体への交付金などを除いた計算方法に疑問を呈した。 また、
政府は全国の原発施設に「ストレステスト(耐性試験)」を課すことを決めた。本来、もっと早く実施すべき施策であり、ここに至った経過にも疑問は残るが、各原発の安全性を評価する上で一歩前進だ。 東京電力福島第1原発の事故後、原子力安全・保安院は複数の応急措置を指示してきた。しかし、各原発の脆弱(ぜいじゃく)性が総合的にどう克服されたかは示されていない。 福島のように設計上の想定を超える事象が起きた場合に、原発の安全性はどう確保されるか。さまざまな防護策が次々失敗し過酷事故にいたるまでにどれぐらい余裕があるか。ストレステストでは、総合的に示すことが求められる。 テストの手法と実施計画は、原子力安全委員会の要請に基づき保安院が作成する。手法や項目はテストの信頼性の要だ。初めから「合格ありき」にならないよう、時間をかけて緻密に作ってほしい。テスト終了まで再稼働を見合わせるのは当然だ。 福島の事故を踏まえ
NHKは27日、「教育テレビ」のチャンネル名を6月1日から「Eテレ」に変更すると発表した。公式文書などでは今後も「教育」の名称は使用されるが、1959年の放送開始以来、50年以上にわたって視聴者に親しまれた「教育テレビ」の名称が消えることになった。 NHKは2010年度から、教育テレビの愛称「Eテレ」を導入、番組宣伝などで活用してきた。今回の名称変更について「認知度を向上させ、もっと親しんでもらうため」(広報局)と説明。「E」には教育を意味する「エデュケーショナル」のほか、「エコロジー」の意味合いも込めたという。 NHKは既に、新聞のラジオ・テレビ欄やテレビ情報誌などのチャンネル名を変更するよう関係各社に申し入れたという。
文部科学省は24日、宮城県気仙沼市沖から茨城県鹿嶋市沖までの南北約300キロにわたる遠方の沖合9カ所で、海水に含まれる放射性物質を調査し、いずれも検出されなかったと発表した。 10日から12日にかけ、福島第1原発の沖を含む約50~170キロ沖合で、海面近くと水深約100メートルの海水を採取。放射性ヨウ素、セシウムとも不検出だった。文科省は「海中で拡散したことが確認された」としている。
胃がんのため16日に死去した俳優の児玉清(こだま・きよし、本名北川清=きたがわ・きよし)さん(享年77)をしのんで、36年司会を務めたテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」(日曜後1・25)の22日放送分が追悼番組に差し替えられる。 通常のクイズではなく、75年の開始当初から児玉さんと歩んだ歴史を秘蔵映像を交えて振り返る。19日に大阪市内で、児玉さんの代役として当面司会を継続する朝日放送の浦川泰幸アナウンサー(39)らが収録に臨む。 ニッポン放送は18日、追悼番組を放送した。03年6月から8年出演していた「テレフォン人生相談」(月~金曜前11・00)の時間帯でエピソードを紹介。今月2日に「ようやくペンを持つ力が少し出てきました」で始まる児玉さん直筆のはがきが届き、「すぐにカメラの前にというのは難しくても、ラジオから徐々に仕事を再開していきたい」というような仕事復帰を目指していた様子を伝
人気アイドルグループだったキャンディーズの元メンバーで、女優の田中好子(たなか・よしこ)さんが21日午後、乳がんのため東京都港区の病院で死去した。55歳。 ◇ ◇ 東京都生まれ。1973年、伊藤蘭さん、藤村美樹さんとともに、キャンディーズの一員として「あなたに夢中」でデビュー。スーちゃんの愛称で親しまれた。キャンディーズは「春一番」「微笑がえし」などのヒット曲を連発したが、人気絶頂の78年に解散、田中さんも芸能界を引退した。 80年に芸能活動を再開。存在感ある演技派女優として活躍した。映画「鉄道員(ぽっぽや)」「鏡の女たち」など、テレビドラマ「おんな太閤記」「幸福の黄色いハンカチ」「おしん」「ちゅらさん」などに出演。89年の映画「黒い雨」で、毎日映画コンクール女優主演賞などを受賞した。国立国際医療センター顧問も務めた。
◇科学的教養、必要な時代 限られた資源をどう配分するか--すべての人の要求を満たせない以上、あれもこれもは不可能。だから厳しくても優先順位を決め、より多くの同意を得ながら事を進めていくというのが本来の「政治」の役割だ。しかし、同時に民主主義国家においては、権利と義務はセット。今回の電力問題のように技術や科学がからむ資源配分の問題では、有権者の側にもその問題を理解する努力が求められる。 まず理解しないといけないのは、電力網というシステムが、不断の努力でバランスを取っている「動的平衡系」だということだ。電力の需要と供給は常にある幅の中でバランスをとっていなければならない。多すぎても少なすぎても破綻する。本格的な理解をするには電気工学の高度な知識が必要となるが、近いアナロジーとしては「手すりのないシーソー」がいいだろう。 シーソーの一方が需要側。何千万もの利用者がスイッチをオン・オフするたび、バ
医薬品などに使われる市販の顔料で、原子炉から発生する放射性物質のセシウムに汚染された水を浄化する技術を、東京工業大原子炉工学研究所長の有冨正憲教授(原子力工学)らのチームが開発した。東京電力福島第1原発の事故で発生している汚染水の処理のほか、周辺の池や沼の浄化にも活用できるといい「一日も早い地域の生活、農業再建に役立てたい」としている。 チームは、青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目。汚染水に顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取るシステムを開発した。 実験では、化学的な性質が同じで放射線を出さないヨウ素、セシウム、ストロンチウムを海水に混ぜ、同原発の高濃度汚染水に相当する模擬汚染水(ヨウ素、セシウム各10ppm=1ppmは100万分の1)を再現。模擬汚染水100ミリリットル当たり顔料1グラムを入れたところ、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く