ロックンロールを求め続けた鮎川誠 昨年1月29日に亡くなった鮎川誠(1948-2023)の一周忌企画として、SHEENA & THE ROKKETS以外のソロワークスや客演等を中心とした編集盤「VINTAGE VIOLENCE~鮎川 誠GUITAR WORKS」がリリースされた。 鮎川誠とは何か。ロックンロールへのひたむきな献身。バンドへの信頼。ギターへの愛情。ブルースへの深い深い敬愛。それに尽きる。鮎川はかつてこう語っている。 「『ロックンロール!』、言葉の響きだけで、胸がワクワクして、感性がピカピカに光る。ロックンロールは生まれてから50年にもなるけど、いつだってフレッシュやし、ピュアやし、どんな時でも俺に勇気をくれる。ロックンロールのない人生なんか、考えられんよ。あるとき、俺の胸の中で『Bomb!』ちゅう音がして、気がついたら、いつの間にか俺の脳髄体内血液すべてが、ロックンロールにな