最大震度7を観測した能登半島地震で多くの家屋が倒壊し、計約3万5千人が避難生活を強いられる中、民間による「二次避難」支援が進み始めている。地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市に移住して東京の本社機能も一部移転させた東証プライム上場の総合薬品商社「アステナホールディングス(HD)」社長の岩城慶太郎さん(46)の呼びかけで、金沢や富山など近隣の宿泊施設が被災者の受け入れを次々に表明。ライフラインが断絶したままの避難所生活が厳しさを増す中、岩城さんは「奥能登に住む5万人をいったん外に出す」と力を込める。 「能登半島地震 被災者受け入れ宿泊施設一覧」のホームページ(https://notoearthquake.hp.peraichi.com/)には6日午前9時段階で、16の宿が掲載されている。岩城さんの呼びかけに賛同し、無料または格安で今月末までの被災者受け入れを実施している宿泊施設だ。 対象は、