肉厚4mm。南部鉄器のフライパンは、確かに重いです。しかし通常のフライパンと違い強くゆすったりする調理の方法は採らず、フライパンを固定させてヘラなどで調理する方法を採ります。ですので重さはさほど気にならないのでは、と思っています。 肉厚の鉄板で調理する「鉄板焼き」の場面は、一流のシティホテルから町のお好み焼き屋さんまで様々みることができます。(どこも鉄板は固定され、ヘラを使っています) そういうお店で食べる「焼く」「炒める」料理は大変美味しいものです。それはむろん雰囲気もありますが、何と言っても「肉厚の鉄」が寄与しているのです。岩鋳の南部鉄器は、そうした専門料理店の鉄板の世界を小さいフライパンとして再現させたものと言ってもよいでしょう。 ・南部鉄器には大変油なじみのよい特性があります。それは砂型によりできた無数の小さな穴があり、そこへ油がよく馴染むからです。これが均一の熱を行き渡らせる特性