世界のテニスプレーヤーに愛用されているテニスラケットの製造メーカーとして知られるアメリカの「プリンス・スポーツ」が、販売の不振から経営に行き詰まり、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を裁判所に申請しました。 これは、プリンスというブランドでテニスラケットを製造するアメリカのプリンス・スポーツが発表したもので、1日、連邦破産法11条の適用をデラウェア州の裁判所に申し立てました。負債総額は6000万ドル(日本円で48億円余り)に上ります。 1970年に設立されたプリンス・スポーツは、1976年に、業界に先駆けて面を一回り大きくしたテニスラケットを販売し、初心者にも使いやすい「デカラケ」としてテニスブームを巻き起こしました。また、プリンスのテニスラケットは、かつての女王マルチナ・ナブラチロワさんや日本の杉山愛さんなど、世界中のテニスプレーヤーに愛用され、現在もおよそ100か国以上で販