住友林業アーキテクノは、住友林業が独自開発した構造設計システムを用いて設計しており、構造計算や建物の安全性に関する技術基準を満たすため、多大な時間を費やし、納期調整や人財確保に苦慮していた。ビッグフレーム構法の構造設計は、住友林業独自の技術基準に対する理解や経験が必要で、作業時間も構造設計者の力量に依存し、業務プロセスの標準化が課題となっていた。 住友林業は全自動構造設計システムについて今後、構造設計者が柱や梁の適切な配置を考えている構造計画も全自動化する。同時に、日々の業務で蓄積した構造設計データやAIを活用し、さらなる作業時間の短縮につなげる。住友林業グループでは、全自動構造設計システムを起点に、申し込みから設計、施工、引き渡しまでの住宅生産プロセス全般でAIを活用し、木造住宅の付加価値や顧客満足度の向上を目指す。 関連記事 デジタルツイン:日立が原発をWebベースのメタバース空間に再
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