清水建設は2019年10月29日、実施設計・施工を手掛けた東京2020オリンピック・パラリンピックの主要競技施設「有明体操競技場」が完成したことを公表した。 前回の1964年東京オリンピック競技大会で清水建設は、国立代々木競技場第1体育館と湘南港(江の島ヨットハーバー)を施工し、有明体操競技場は3件目のオリンピック・パラリンピックの関連施設にあたる。 有明体操競技場は、東京2020組織委員会が発注した競技施設で、約1万2000席の観客席(一般席換算)を備え、大会期間中には体操、新体操、トランポリン、ボッチャの各競技が予定されている。 清水建設は2016年8月に執行された競技場の技術提案型総合評価方式の入札で、工期短縮や経験・専門性を有する技術者で構成した組織体制、大会後の利用までを考慮した実施設計案を提案した。その結果、東京2020組織委員会から評価され、新築工事の実施設計・施工を受注する