ワシントン州レッドモンド発--先ごろ、シアトル郊外にあるMicrosoft本社のExecutive Briefing Centerは、数百人のMicrosoftエンジニアが交わす雑談でざわめいていた。 だが、会議が始まってまもなく、会場は静まり返ってしまった。ハッカーが1台のWindowsラップトップを悪質な無線ネットワークにおびき寄せることに成功したのだ。 「みんな唖然として、声も出なかった」と、Microsofotのセキュリティ部門でプログラムマネージャを務めるStephn Toulouseは言う。「みんなの息の音さえ聞こえなかった」(Toulouse) このデモンストレーションは、2日間にわたって開催された異例のイベントの一部として行われたものだが、Windows帝国の心臓部に招き入れられた部外者には、Microsoftのシステムの弱点を攻撃するという差し迫った目的があった。Micr
MicrosoftのMSNは、米国時間21日からローカル検索サービスのテスト版を公開する。地図と衛星画像技術を統合した同サービスにより、ユーザーは近所の商店や他の関心のある場所をピンポイントで探せるようになる。 Microsoft会長のBill Gatesが5月に披露した「MSN Virtual Earth」は、位置情報に基づいて検索結果を表示してくれる「Near Me」という検索機能に、新たなツールを追加したものだ。 これらの新しいツールは、特定の街や地域の電話帳や職業別電話帳から得た結果を表示するものとなる。たとえば、「自動車整備」という項目で検索した場合、ユーザーの近所にある整備工場やレッカー移動サービス会社の一覧が表示される。それぞれの検索結果は「Microsoft MapPoint」ウェブサービスの地図上に番号付きのピンとして表示され、またTerraServer-USAが提供する
Los Angeles Timesは、読者が同紙の社説を書き換えることのできるウェブサイトを米国時間17日に立ち上げ、実験を試みていたが、節度を欠いたメッセージや写真が数多く投稿されたとして、同サイトの閉鎖に踏み切った。 同サイトは、人気の高い百科事典共同執筆プロジェクト「Wikipedia」にちなみ、「Wikitorial」と名付けられていた。米国時間20日朝、同サイトには次のようなメッセージだけが表示されていた。 「一部の読者が不適切な内容の投稿を大量に行ったため、残念ながら、本サイトからWikitorialを少なくとも一時的に削除することになりました。正しい目的を持ってWikitorialを利用してくださった皆様には、お礼とお詫びを申し上げます」 Los Angeles Timesは同ウェブサイトを開設する3日前、オンラインでの共同執筆に参加するよう、下記の通り読者に呼びかけていた。
Adobe Systemsは20年もの間、Microsoftの攻撃をうまくかわしてきたが、いまMicrosoftは少しずつAdobeに狙いを絞りはじめている。 Adobe(本社:カリフォルニア州サンノゼ)は、Microsoftが創業7年めを迎えた1982年に設立された。同社はそれ以来、画像編集ソフトウェアと電子文書の市場で圧倒的なリードを築いてきた。これらは、MicrosoftがPCのソフトウェアで独占に失敗した数少ない分野となっている。 Microsoftは先週、グラフィックデザインツール「Acrylic」のテスト版をリリースし、また電子文書フォーマット「Metro」のデモを行った。この動きは、進行中のMacromedia(および同社のFlashとFlex)の買収によって縄張りを侵略してくるAdobeに対し、Microsoftが我慢できなくなりつつあることを示唆している。Flexは、ウェ
人工知能:人間の命令をAIで「解釈」する標準を策定へ 2005年6月21日 コメント: トラックバック (0) 高森郁哉/Infostand 2005年06月21日 コンピューターが人間の命令を論理的に解釈するための標準規格が、国際標準化機構(ISO)によって間もなく策定される見込みだ。主に製造業向けで、フランス、ドイツ、日本、英国と共同で開発に取り組んでいる米国立標準技術研究所(NIST)が16日(米国時間)発表した。 『プロセス仕様言語』(PSL)と呼ばれるソフトウェア言語。人工知能と言語分析を使い、製造計画の文脈に即したコンピューターの命令を表現する。「持続」「順序」など、製造に関する約300の概念が構造に組み込まれているという。 たとえば、「出荷する前に、塗装しなさい」と「製粉する前に、冷却装置を動かしなさい」という2つの命令では、「前に」という言葉の意味が微妙に異なる。前者では塗
オープンソースの百科事典「Wikipedia」のように、読者とみんなで社説を作っていきましょうという米LAタイムズの試み「Wikitorial」。わたしはおもしろい試みだと思っていたけど、なぜか米国の一部ブログで酷評されていた。「リウマチのおばあちゃんが、若者に人気のスケートに挑戦するようなものだ」という表現もあった。ひどいというか、うまいというか・・・。 それでもなんとか始まったのが先週の金曜日。ところが週末に「炎上」。月曜日には、休止を宣言した。 最初は、まじめな書き込みが多かったそうだが、そのうちに卑猥な表現が急増し、ポルノ写真なども貼り付けられ、その数に対応できなくなったようだ。 読者との対話を促進するという方向性は正しいけれど、ただ箱を用意するだけではだめということなのだろう。特に大手新聞社ほど、ネット上での「いじめ」に遭いやすいのかもしれない。 「荒らし」をどう排除すべきか、そ
子供はクリエイティブだ、とよく言われる。彼ら、彼女らが描く世界観にははっとするものがある。 ただし子供の技術力ではその絵にリアリティがあるとは言いがたい。 そこで「もし子供の絵をプロのペインターが再現したらどうなるだろう?」と思ったのがThe Monster Engineである。 このサイトでは子供の絵をプロがそれっぽく描きなおした絵を本にして販売している。もちろんその一部をサイト上で見ることもできる。 細部をリアルに検討、再現してみることによって子供の世界観がわかったり、大人にない発想を得ることができるのかもしれない。 子供の発想を一歩リアルに近づけて発想してみる。そうした発想は絵画以外にも活かせそうですね。 管理人の独り言『ブログイベント』 いつもアカデメディアを手伝ってくれている学生達とその愉快な仲間達がブログまわりのイベントを開催するらしいです。ちょろりと企画も手伝いました。無敵会
チープ革命の連続 チープ革命についての梅田氏のテキストが面白い。 このテキストは、多くのところからリンクされるべきだ。 チープ革命は「イノベーションのジレンマ」でいう、 「破壊的イノベーション」のことだが、 はるかにわかりやすい言葉にバージョンアップされたという点で、すばらしい。 「イノベーションのジレンマ」によると、チープ革命は何度も起こる。 グーグルも例外ではなく、次のチープ革命のときに、 何か別のものに置きかえられるかもしれない。 何百人ものチームを作り、10万台以上のマシンを管理するという仕事は、 なんだか大規模で、それほどかっこいいものではない。 グーグルが20世紀の会社であることを感じさせる。 もしグーグルが、価値を生みだし続けるこの既存の資産にこだわるなら、 次のチープ革命でグーグルを置きかえるものが登場するかもしれない。 グーグルは上場してしまったので、そうなってしまう可能
「ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる」 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050617/p1 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html はいろいろなところで言及していただき有難い。賛否はともかく何であれ反応があるというのは嬉しいものである。この原稿は5月初旬に書き、5月中旬発売の「フォーサイト」誌に掲載され、一ヶ月遅れ(次の号が発売されたのを期に)で新潮社サイトにアップされたもの。 本稿の場合は、通常の同誌連載とは違い巻頭に掲載されたということもあり、珍しく雑誌読者からの直接反応も少なくなかった。でもネットはやはりよりダイレクトな反応がたくさんあって面白い。 その中から「Ringo's Weblog」の「チープ革命の連続」 http://www.ce-lab.net/r
「対人能力は陳腐化しないでしょ?」という梅田さんの言葉からはじまった今回の”これからの10年飲み会” 盛り上がりまくった今回は会費数百ドル払ってでも出る価値ありまくりの貴重なお話を聞けた涙ものの会合となりました。(会費はないです。。。念のため(^_-)) ◆ ◆ ◆ 議題 梅田さんにいろいろ聞いてみよう。 開催日時・場所 6/17/05 金曜 7:00PM~1:00AM 今野宅にて 出席者 (到着順・敬称略) 梅田望夫 寺尾 威生 3週間前に日本からきたばかりのシリコンバレーで修行を始めた将来有望な若手 ルベン・バルブエナ 沖電気 半導体部門 Product Marketing Manager (日本語ペラペラのパラグアイ人) 啓子・バルブエナ ルベン氏の奥様 量子情報理論のMaster Degreeを持つ主婦 平松 直樹 Cisco Systems社から社員4人のスター
ハッカーという言葉の意味 ハッカーという言葉は、辞書などによると「コンピューターの達人」という意味だ。 ハッカーが専門知識を活かす方法には色々あるが、映画などでよく使われるのは、 他の人に迷惑をかけるために知識を使う人のほうだ。 ソフトウェア開発にかかわる人達のあいだでは、「ハッカー」という言葉は、スキルが高く、 良いことのためにその知識を使う人という意味で、完全な褒めことばである。 私はつねづね、「ハッカー」の定義をより正確に、より狭くするべきだと考えてきた。 私が考える「ハッカー」の定義は、 「コンピューターと人間の達人」 である。 「コンピューターの達人」というのは、コンピューターに関する専門知識を持って、 コンピューターの操作をきわめてうまくやることである。 「人間の達人」というのは、人間に関する専門知識を持って、 人間の操作をきわめてうまくやる人のことである。(つまり人を動かす、
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