クレームをつける人の心理が知りたくて以下の本を読んだのだけど、なんだかものすごく面白かったので純粋に「面白かった」という書評を書くことにする。出版は2007年なので5年以上前の本なのだが、今でも十分内容は通用する。 となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ) 作者: 関根眞一 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2007/05 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 136回 この商品を含むブログ (91件) を見る 著者の関根眞一さんは元百貨店の「お客様相談室長」で、過去に処理したクレームの数は約1300件。まさにクレーム対応の「プロ」である。百貨店には日々多数の苦情やクレームが寄せられるが、この本に載っているクレームの事例はその中でもハイレベルなものが多い。たかり目的のヤクザや、愉快犯タイプのクレーマーなど、素人ならまずお手上げになるような悪質クレー