最大でおよそ790万人分の個人情報が外部に流出したおそれがある、JTBに対する不正アクセスでは「標的型」と呼ばれるサイバー攻撃が行われていました。 添付されたファイルを開いたところ、パソコンがコンピューターウイルスに感染し、その4日後からグループ会社のサーバーが外部と不審な通信をしていることが確認されました。 そのコンピューターの内部を詳しく調べたところ、先月までに顧客の個人情報をまとめたファイルが何者かによって勝手に作られていたことが分かりました。 この中に793万人分もの個人情報が含まれていたことが分かったのはさらに1か月が過ぎた今月10日で、JTBでは、これらの情報が外部に流出した可能性があるとみています。 こうした、特定の標的を狙ってメールを送りつけ、ウイルスに感染させて政府機関や企業が持つ機密情報を盗み取ろうとする「標的型」のサイバー攻撃はこれまでにも相次いでいます。 去年6月に