産経新聞とFNNが1、2両日に実施した合同世論調査では、内閣支持率が減少傾向にもかかわらず自民党の支持率(19・9%)は民主党(20・5%)に及ばず「次期衆院選で投票したい政党」でも民主党の後(こう)塵(じん)を拝した。先月30日に党役員人事を断行しながらも期待値が一向に上がらぬ原因とは-。 「野田政権の方向性のなさへの失望感があるのではないか」 自民党の谷垣禎一総裁は3日、内閣支持率減少をこう分析してみせたが、自民党支持率の低迷については「どういう方向を目指していくかということをもっといろいろやっていく必要があるんでしょうね」と言葉を濁した。 自民党の政党支持率が民主党を下回ったのは昨年10月の調査以来。野田政権発足直後の先月調査でも0・3ポイント上回っていた。その後、小沢一郎元代表の元秘書3人が有罪判決を受けるなど政権への逆風が続いただけに自民党のショックは大きい。 支持率下落の原因の