新潟県知事選の確定投票は、米山隆一候補(共産・社民・自由推薦)が528,455票、森民夫(自民・公明推薦)が465.044票だった。選挙戦中盤に報じられた報道機関の情勢調査は、通信社や地元紙(新潟日報)が「森、米山氏が競り合う」だったのに対し、朝日は「森氏やや先行、米山氏猛追」だった。この「やや先行」「猛追」という表現は、実際には何ポイント差だったか覚えていないがかなりの差がついていたことを意味する。通信社や地元紙にせよ、森氏の名前を先に出していた。そこから地滑りが起きて大逆転したということだ。 最近の逆転の例としては、元武雄市長・樋渡啓祐が逆転負けした昨年1月の佐賀県知事選があった。この逆転劇は誰も予想しなかったものだった。また原発立地自治体の首長選では、今年の参院選と同日に行われた鹿児島県知事選で三反園訓が勝った例がある。こちらは逆転ではなく、中盤に報じられた情勢調査の時点で既に三反園