日本軍の侵攻から逃れて、首都南京へたどりついた四人家族。夫は中国人の医師で、妻は妊娠中の日本人。日本人の娘は年頃で、中国人の息子は幼い。 すぐに大規模な空襲がはじまり、街が壊滅していく。そして侵入した日本軍は暴虐のかぎりをつくし、もてあました捕虜を処理していくが…… 1995年に制作された1時間50分の中国映画。スクリーン切り裂き事件などの暴力的な抗議のため、日本での公開は短期間で終わったが、VHSビデオが発売され、有志による上映会もおこなわれている。 “ì‹ž‚P‚X‚R‚Vƒz�[ƒ€ƒy�[ƒW まず戦闘描写だが、『プライベート・ライアン』によって戦場表現が進歩する以前の作品と思えば、気になるような粗はない。人民解放軍を動員したモブシーンと広大なオープンセットで、充分に大作らしい映像をつくりあげている。 再現されたハリボテ戦車は史実と比べて頑強そうだが、結果的に侵略者らしい威圧感を生