政府の見通しにもとづき、戦後最長の景気回復の可能性をNHKが報じた*1。さまざまな統計の不正が明らかになっていることへの言及はない。 景気回復「戦後最長」の可能性高まる | NHKニュース 政府が今月も景気回復が続いているという見解を示したことで、平成24年12月から始まった今の景気回復は6年2か月に達し、平成14年2月から平成20年2月まで続いた景気回復を抜いて戦後最長となった可能性が高まりました。 統計の信頼性とは別個に興味深いのが、長さという同基準の景気回復として比較対象になっているのが、「平成14年2月から平成20年2月まで」であること。 その時期は「いざなみ景気」とも呼ばれて、経済成長が停滞した時期「失われた20年」にふくまれる。 失われた二十年(ウシナワレタニジュウネン)とは - コトバンク 1990年代はバブル経済の崩壊で生じた不良債権の処理を先延ばししたことなど、2000年