ロシアが軍事品をミャンマーやインドから逆輸入していることが日本経済新聞の調べでわかった。ウクライナ侵攻以降の通関データを分析したところ、過去に輸出した自国製の戦車・ミサイルの部品を改めて購入していた。ロシアは戦力を急速に消耗している。在庫の旧型兵器を改良して戦場に投入するため、軍事的に関係の深い国の協力を得ている可能性がある。米国、欧州、日本など西側諸国は2022年2月の侵攻後、ロシアの軍備拡
自民党の杉田水脈衆院議員が科研費助成を受けたフェミニズム研究について言及したツイッターの投稿=2023年6月2日、野口由紀撮影 フェミニズム研究に携わる大学教授らが自民党の杉田水脈(みお)衆院議員にインターネット上で中傷されたとして損害賠償を求めた訴訟は5月30日、大阪高裁で判決があり、原告側が一部勝訴した。長年ネット文化を分析する批評家の藤田直哉さん(40)は、そもそもフェミニズムがネットで攻撃の対象になりやすい理由を「アンダーグラウンドの男性文化だったネットの世界にまじめで水を差すフェミニストが侵略してきた、と反発する心理がある」と分析する。一体どういう意味なのか。【聞き手・野口由紀】 批評家・藤田直哉さん ――原告側が一部勝訴した一方で、ほとんどの部分で名誉毀損(きそん)が認められませんでした。 ◆判決では(科学研究費=科研費=助成対象の)「期間外に研究費を使った」と杉田議員が主張し
アンチマンを読んでミソジニーについて書きたくなった とりあえずこの辺境ブログにやってきた読者諸氏にはぜひアンチマンを読んでいただきたい。 comic-action.com 読んだ瞬間、なぜかシロクマ先生の「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」を思い出した。シロクマ先生の著書は清潔主義とそれを支える道徳などについて書かれているもので、日本社会に薄っすらと張られている「膜」のようなものを言語化した本だと個人的には思っている。いわゆる清潔主義や健康主義といったものだ。 実際、日本の衛生観念、特に東京などの都市部におけるそれは世界でも屈指のものだ。意識レベルでも清潔主義は国民の間に広く根付いており、昨年のワールドカップの時にもスタジアムのゴミを拾う日本人観客が話題になっていたりと日本人の清潔に関する意識は世界一と言って良いものだろう。諸外国でここまで清潔な都市・国は他になく、衛
2023年6月2日に公開された岡田索雲の漫画「アンチマン」が話題を呼んでいる。非常に良い作品で、読んでいろいろ思ったことがあったので、書く。以下ネタバレなので、未読なら先に作品(短編なのですぐ読める)を読んでほしい。 ◆紹介文によるミスリード 漫画が公開された「Webアクション」には、おそらく担当編集によって書かれたであろう、以下のような紹介文が掲載されている。 父親を介護しながら食品会社に勤務する溝口。彼は、日常で蓄積した鬱憤を“ある方法”で発散していた……。『ようきなやつら』の岡田索雲が描く、アンチの哀歌。 本編を読んだなら、これが巧妙なミスリードであることがわかるはずだ。この紹介文を読み、冒頭をボーっと読んでいると、溝口は「日常の鬱憤を〝女性への(広義の)暴力〟で発散している」男という風に読めなくもない。また、たとえ紹介文を読んでいなくとも、この漫画の前半部分には、ネット上に跋扈する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く