NHKは8月19日、ニュースサイトで「”平和学の父”『本当の積極的平和を』」と見出しをつけ、「平和学の父」とも呼ばれるノルウェーのヨハン・ガルトゥンク氏が東京のイベントに出席したことを報じた。その中で、当初、ガルトゥンク氏について「戦後70年にあたっての総理大臣談話にも盛り込まれた『積極的平和主義』を提唱したノルウェーの平和学者」と記していた部分が「『積極的平和』を提唱したノルウェーの平和学者」に上書き修正された。訂正したとの告知はされていなかった。ニュース放送で同様の誤報をしたかどうかは確認できておらず、日本報道検証機構はNHKに問い合わせている。(追記あり) ガルトゥンク氏の理論などを研究しているNGO「トランセンド研究会」(伊藤武彦会長=和光大学教授)のウェブサイトの解説などよれば、ガルトゥンク氏は1969年の論文で、「直接的暴力」(Direct Violence)だけでなく、飢餓や