はじめて登場したミラーレス一眼は、パナソニックの「DMC-G1」で、それはEVFを搭載した、妙に一眼レフを意識したデザインだった。ある意味、ミラーレス一眼の源流だ。それを受け継ぐGシリーズだが、「DMC-G3」で妙に丸っこくかわいくなっちゃったのである。それはそれでアリだし、EVF搭載機とは思えないほど小さく、軽かったのだけど、もうちょっと本格的に使いたい層には不満があったのだ。アイセンサーもなかったし。 その辺が全部解消されて、なおかつ面白いアイデアで使い勝手がぐんと上がった機種、それが新製品「DMC-G5」だと思っていい。もうこんなことなんで誰も今まで思いつかなかったんだ、という面白いアイデアがひとつ詰まってるのだ。 「DMC-G5」 G3に比べて少し右肩ががっしりした印象になった。写真のレンズは標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.