AMDが2023年4月に発行した「Revision Guide for AMD Family 17h Models 30h-3Fh Processors」のドキュメントの中で、連続稼働から約1,044日経過するとコアがハングアップするエラッタ「1474」の情報が公開されている。影響を受けるのはEPYC 7002シリーズ。 このエラッタは、リセットから約1,044日以上経過すると、CPUのコアがCC6ステートから終了できずハングアップするというもの。なお、実際に問題が発生する時間はSpread SpectrumおよびREFCLK周波数の影響によって左右される。 回避策としては、稼働時間が連続1,044日になる前に再起動するか、CC6のスリープ状態を無効にすることを挙げている。AMDはこの問題に対処する予定はないとしている。