米国のIT関連媒体やブログでは2日も「Carrier IQ」ソフトウェアをめぐる問題についてさまざまな記事が出されているが、そうしたなかで、あるベテラン・セキュリティ専門家が「Carrier IQソフトの仕組みを分析してみたが、一部で騒がれているようなユーザーによるキー入力情報の記録・送信などを示す証拠は見つからなかった」と発言している。 この発言の主は、ダン・ローゼンバーグ(Dan Rosenberg)というセキュリティ専門家。バーチャル・セキュリティ(Virtual Security Research)という会社のシニア・コンサルタントとして働く同氏は、LinuxのカーネルやFreeBSD、GNUのユーティリティソフトなどに含まれる脆弱性をこれまでに100件以上もみつけた実績の持ち主。CNETでプライバシー分野の問題などを担当してきているベテラン記者デクラン・マックラー(Declan