昨日のエントリで紹介した“HOW HARVARD LOST RUSSIA”(Institutional Investor Magazine, January 2006)から、今日は、サックスとロシアとの関わり、およびシュライファーとの確執について書かれた箇所を翻訳してみる。 1991年11月、チーム*1は別の恐れ*2、すなわち悲惨な失敗の恐れに直面していた。「ロシアは人類史上最大かつ最も複雑な民営化プロセスに乗り出そうとしていた…その法的基盤をまったく欠いた状態で。」ガイダルは後に「Days of Defeat and Victory」*3でそう述懐している。彼はグループを「カミカゼ・チーム」と名付けた。 チームにはいくつかモデルがあった。既に放棄されていたものの、500日計画は依然として公の場での議論の中心だった。また、1980年代終わりから資本主義の実験を始めたポーランドという例もあっ
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