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ブックマーク / heatwave-p2p.hatenablog.com (14)

  • mora win終了のお知らせ:DRMと音楽配信サービスの死 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    2004年10月にスタート*1したPC向け音楽配信サービスmora winが、2012年3月29日を持ってサービスを終了する。 mora winはなくなるけど、moraは継続し、そちらの注力していく、と。現状を考えるとそうせざるを得ない、というところだろうか。DRM/フォーマット戦争の夢の跡とでもいうか。 moraとmora win そもそもなんで2つに分かれてるの?と疑問に思われる方がいるかも知れないので、元にその辺りの話から。 moraもmora winも、ソニーを中心に、日音楽レーベルの出資により設立されたレーベルゲートという会社が運営している。当ブログ読者の方にとっては、ソニーが出していたコピーコントロールCD(CCCD)のレーベルゲートCDでもお馴染みかもしれない。レコード会社主導の音楽配信という点では、前回取り上げたレーベルモバイルの話ともつながる。 さてさて、同じ会社なの

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  • なぜ着うたフル/レコチョクは成功したのか - P2Pとかその辺のお話@はてな

    前々回のエントリからの続き。今回のお題は、なぜ着うたフルが成功したのか。ただ、着うたフルで成功しているのは、実質レコチョクなので、なぜレコチョクが成功したのか、というお話とも言える。簡潔にまとめると、着メロとか売れてもレコード会社儲からないから、レコード会社が儲かる仕組みになるように頑張ったよ、という感じになると思う、たぶん。 着うたフル以前 着うたフルの成功を考えるためには、ある程度時間を遡らないといけない。だいたい1990年代中頃の女子高生ブームと、ポケベルブーム辺りからの流れだろうか。ポケベルは直接音楽配信につながる話ではないが、若者文化にモバイル・コミュニケーション・デバイスが組み込まれていったという点で、重要なターニング・ポイントだった。ただの連絡用ツールではなく、日常のコミュニケーションツールになった。 1990年代後半になるとポケベルが衰退し、代わって携帯電話が若者文化のコア

    なぜ着うたフル/レコチョクは成功したのか - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • 音楽配信:日本のiTunes Storeは失敗?でも勝者はAppleだよね - P2Pとかその辺のお話@はてな

    ■ 日音楽配信事情。iTunes Storeの「失敗」、着うたの隆盛と終了などなど - Togetter こちらのTogetterまとめで非常に興味深い議論がなされていたので、横槍を入れてみる。話の発端は、日音楽配信のメインストリームはiTunes Store(iTS)であるという誤解に対し、実際には日音楽配信の主流は着うたフル(レコチョク)であり、iTSは全体の1割にも満たない、海外でのiTSの成功を見て、日でもそうなんだろうという漠然とした誤解が蔓延している、という辺り。 iTunes Storeは失敗したのか 上記Togetterまとめにおいて、音楽プロデューサー/コンテンツオーガナイザーの山口哲一さんは、日におけるiTSでの音楽配信は失敗したという。この点については、氏のブログにて解説されている。 アイチューンミュージックストアの日での売上げシェアは2%程度。音楽

    音楽配信:日本のiTunes Storeは失敗?でも勝者はAppleだよね - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • ガラケーからスマホへ:どうなるCD、どうなる音楽配信 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    前回のエントリでは、着うたフルとCDシングルの年間チャートの違いから、今起こっている変化を考察してみたが、それがこれから先どういった変化をもたらしうるのか、というお話をしてみたい。とりあえず、CDシングルと着うたフルのお話からはじめて、ガラケーからスマホへの移行、CD、配信全般についてざっくりと見ていくことにする。 どうなるCDシングル、どうなる着うたフル CDシングルは長いこと右肩下がりで推移してきたが、2010年から上昇、2011年もさらに上向きで、数字だけを見れば回復しているとも取れるのだけれど、その成長は秋元康プロデュース作品やK-POPに依存するところが大きい。 良く言えばプレミアム、悪く言えば抱き合わせの特典商法が功を奏した部分もあるのかもしれないが、全体として底上げされている感はなく、AKBやK-POPブームが終われば、また大きく傾くことになりそう。 一方の着うたフルも先行き

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  • 新しい音楽を開拓&垂れ流しにできる音楽ストリーミングサービス8+選 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    いろいろと思うところがあって、新しい音楽を開拓&垂れ流しにできるオススメ or 人気の音楽ストリーミングサービスを紹介したいと思う。 Jamendo Jamendoは、世界最大のクリエイティブ・コモンズ・ミュージックサイト。現在配信中のアルバムは4万6千枚を数え、30万曲超のCCミュージックを提供している。Jamendo自身も、おすすめの曲のJamendoラジオストリーミングを行っているが、Chrome拡張のJamendo Radioを導入するとさらにカスタマイズされたラジオチャンネルの作成が可能になる。こうなると、ブラウザを立ち上げている間中、好きなジャンルの音楽をかけっぱなしに出来てしまう。 また、Chromeユーザ以外の方には、Jamendo APIを利用したJamendo HTML5 Audio Playerがおすすめ。こちらは、タグをクリックすると自動的にそのジャンルの楽曲のプレ

  • 若者はコンテンツにお金を払わない?:CDと着うたフルから考えてみる - P2Pとかその辺のお話@はてな

    よく、最近の若者はネットやケータイでお金を使わずに○○(コンテンツ)を消費する、とか、○○に対価を支払おうという気がそもそも育っていない、とか言われる。でも、当にそうなんだろうかと疑問に思ったりもする。 その辺について、先日公表された日レコード協会の2010年度版音楽メディア実態調査から、世代別のCDや着うたフルの利用状況を見つつ、考えてみたい。 Source: 日レコード協会 2010年度音楽メディアユーザ実態調査報告書 市場全体に占める各世代の割合を見てみると、CDアルバム・シングルやインターネット配信で30代〜40代の割合が高い。ただ、着うたは中学生〜20代の占める割合が最も高く、およそ半数。また、CDアルバム・シングルにおいても、中学生〜20代は比較的大きな割合を占めている。 中学生〜20代の層は、お金をそれほど持ってはおらず、またクレジットカード等もなく支払い手段も限定され

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  • ニコ動、ニコ生の諸君、(原盤権の切れた)ロックンロールをかけてみないか? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    ニコニコ動画がJASRACなどの著作権管理事業者と楽曲利用許諾契約を交し、今年に入ってからは海外の楽曲も使用できるようになった(PDF)。とはいえ、毎度のように 海外楽曲のCD音源やプロモーションビデオなどをそのままアップロードする行為は、従来通り認められない(別途、著作隣接権者の許諾が必要)。 洋楽演奏動画もニコ動に JASRAC管理の海外楽曲、利用許諾へ - ITmedia News との注釈がつけられるように、詞とメロディは使えるけれど、録音されたもの(原盤)は勝手に使ってはいけないですよ、となっている。そのため、「自分で演奏したものであればおk、でも音源を許可無くアップロードするのはダメ」と言われている。とはいえ、原盤権(著作隣接権)にも保護期間(公表の翌年から起算して50年)があり、その期間を過ぎたものであれば許可を必要としない。2010年の今年は1959年以前の原盤の、2011

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  • マカー注意、Amazon MP3で購入したMP3が削除されるバグ? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    Amazon MP3が開始されてきゃほーいと思っていたのだが、Amazon MP3Mac版ダウンロードクライアントでダウンロード後のファイルが削除されてしまうというけっこうシリアスなバグ?があるようだ。@wmsさんのTwitter上での報告で知り、再現するかどうか試してみた。なお、私も@wmsさんもOSはSnow Leopard。 MacAmazon MP3ダウンローダーをインストールし、Amazon MP3より楽曲を購入*1ダウンロードしてみたのだが、 「インポートに失敗しました」との不穏なメッセージが並ぶ。全てのダウンロードが完了すると iTunesへのインポートが失敗した模様。いくつかのアルバムで試してみたが、いずれのアルバムでもインポートに失敗した。 iTunesへのインポートが失敗しても、ファイルそのもののダウンロードは終わっているので、後で手動で追加してもかまわんだろ

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  • マスコミやGIGAZINEが伝えないマジコン規制の本当の恐ろしさ - P2Pとかその辺のお話@はてな

    海賊版のゲームソフトをインターネットでダウンロードして遊べるようにする機器(回避機器)について、文化庁は製造・販売やサービスの提供などを規制するため、刑事罰の導入を盛り込んだ著作権法の改正案を今年度中にまとめる方針を固めた。早ければ来年の通常国会に提出する見通し。アジアや欧米各国では、携帯ゲーム機向けの「マジコン」と呼ばれる機器が多数出回り、国内でも被害が深刻化しており、歯止めをかけるのが狙いだ。 「マジコン」販売に刑事罰 文化庁、来年にも著作権法改正案 全世界で推計被害4兆円 - MSN産経ニュース 産経新聞は文化庁の著作権法改正案をマジコン規制として伝えているのだが、文化庁から流れてきた情報を整形して流した情報のためか、マジコンという規制対象の1つに過ぎないものを針小棒大に取り上げ、規制全体の概要を説明しきれてはいない。マスコミが「伝えた」情報の真偽を批判的に見ることはメディア・リテラ

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  • Twitterの件、JASRACがそんなに筋違いのことを言ってるとは思わないけど - P2Pとかその辺のお話@はてな

    ニワンゴ取締役の木野瀬さん(@kinoppix)の Twitterで歌詞をつぶやいたら、JASRACの利用料が発生する by JASRAC菅原常務理事 Twitter / Tomohito Kinose という発言から、ちょっとした騒動になっている。JASRACの野郎、Twitterを監視してユーザから搾り取るつもりか、みたいな。 でも、Fumiさん(@Fumi)のエントリにもあるように、この発言だけでは文脈がすっぽり抜け落ちている。前後のTweetを加味すると、 木野瀬さんの意としては下記らしい。 1)TwitterユーザがTwitterでつぶやいたら、JASRACはTwitterに請求しにいく(つもりらしい)。 2)Twitterでつぶやいても、つぶやいた個人に料金徴収が行くことはない。 3)JASRACがTwitter社から徴収したお金は手数料を除いてアーチストに行く。よって、アー

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  • 石田ショーキチ、YouTubeを肯定する:「どうせ使わねーんだったらみんなで見りゃいいじゃねーか」 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    音楽人による交遊"音"録サイトOffStageTalk」というサイトで、石田ショーキチがトーク番組に出演しているんだけど、これがなかなか面白い。石田ショーキチと言えば、スパイラル・ライフ、スクーデリア・エレクトロ、モーターワークスを経て、現在ソロ、プロデューサーとして活動するミュージシャン。個人的にはNHK-FMラジオ番組ミュージックパイロットにてファンになり*1、私の音楽リスナー人生に大きな影響を与えたラジオDJでもある。 そんな石田ショーキチのトーク番組、初回は番組ディレクターとの公開打ち合わせというずいぶんラフな感じで始まる。パート3で石田ショーキチの音楽遍歴を一くさりやったあとで、YouTubeについての話になった。アーティスト人の口からYouTubeについての音を聞けるというのもなかなかなく、石田ショーキチのファンと言うこともあって、実に興味深かった。以下、番組より(小は石

    石田ショーキチ、YouTubeを肯定する:「どうせ使わねーんだったらみんなで見りゃいいじゃねーか」 - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • CDの時代が終わるとき - P2Pとかその辺のお話@はてな

    そんなに近い将来の話だとは思っていないが、いずれCDという媒体は表舞台からは姿を消すだろう。もちろん、どういう過程を経てそれが実現されるのかも、現時点ではそれほど予測可能なものではないが、それでもレコードやカセットテープ、MDなどが廃れたのと同じように、いずれはほとんど目にしなくなるだろう。 コピーを製品として売るための媒体、コピーを私的複製のために保存しておくための媒体、いずれもこれまでのものとは別のものがそれに取って代わり、その変化はこれまでも留まることなく積み重ねられてきた。メディアとしての機能を持つデバイスがそれに代わるのか、それとも我々の目には見えないネットワークの向こう側にその機能を移していくのか、それともそれ以外の何かがあるのか、まだ誰にもわからないだろうが、それでも、私たちの前に立ちはだかる歴然たる事実は、いずれCDという媒体は表舞台からは姿を消す、ということ。もちろん、未

  • 山崎まさよしのほぼ全シングルPVがYouTubeに公式うpされている件について - P2Pとかその辺のお話@はてな

    これ気づいてなかったなぁ。 当初は「ミュージシャンの公式ウェブサイトなのにろくに曲も聞けないなんてどーなのよ?クソッタレな音質の試聴程度で満足するとでも思ってるの?」なんてエントリを書こうと思って、私の好きなミュージシャンのサイトを眺めていたのだけれど。 実際、NEWS/INFO、ディスコグラフィー、バイオグラフィー、グッズ、ファンクラブとかそんな感じのコンテンツばかりで、楽曲そのものを聞かせてくれるとか、MySpaceへのリンクを張っているとかもなく、低品質and/or短時間のPVやストリーミングをお見舞いしている程度のところがほとんどだったのだけれど、山崎まさよしの公式ウェブサイトからリンクされているYouTubeオーガスタチャンネルにいってみたら、ビックリするくらいの数のビデオが公開されていた。 山崎まさよしのPVだけで21、ほぼ全てのシングル曲のPVが公式に、フルで配信されている

    山崎まさよしのほぼ全シングルPVがYouTubeに公式うpされている件について - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • オンライン音楽配信だからってゼロコストなわけじゃないんだよというお話 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    TechCrunchのMichael Arringtonなんかはしょっちゅう、もはや有料音楽配信など不毛だ、限界減価ゼロじゃないかみたいなことを言ってるけど、あの前提としてあるのは、誰もがコピーできること、それをブーストするBitTorrentをはじめとする違法ファイル共有ってのがあって、現在はそうやって誰しもがコンテンツを勝手にコピーする時代であり、それに課金したところで見向きもしてくれないだろうってことなんだと理解している。ただ、それはコピーが管理されることなく、どこからでもコピーされるという前提があってこそであり、コピー(課金)を管理しつつ、商用配信するケースの話じゃないだろう。 じゃあ、商用音楽配信はどうかっていうと、確かに旧来の流通コスト(配送、店舗管理)や物理メディアの製造コストはかからないんだけど、新たなコストがかかるようになる。流通に関して言えば、店舗にかかるコストの代わり

    オンライン音楽配信だからってゼロコストなわけじゃないんだよというお話 - P2Pとかその辺のお話@はてな
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