無回転レシーブに関するGuriGuraのブックマーク (28)

  • 「調べる」ことを調べたインタビュー本を読んだ - 虚無回転レシーブ

    『「調べる」論 しつこさで壁を破った20人』を読んだ。 「調べる」論―しつこさで壁を破った20人 (NHK出版新書 387)posted with AZlink at 2012.11.27木村 俊介 NHK出版 売り上げランキング: 168389 Amazon.co.jp で詳細を見る 著者の木村俊介さんのプロフィールには「インタビュアー」とあるように、インタビューという形式で「調べる」ということについて掘り下げている。著者自身の言葉を借りると「今回は「調べる」ことについて取材で「調べる」構造」をとったということになる。このの「はじめに」で次のように述べられている。 調べることには、各分野ならではの可能性もあるけれど、その可能性を知るまでには、長い期間をかけて特定の調査の世界に潜り込み、いわば特殊な業界の不文律に頭や体を改造されるほどに実践や訓練を経なければならないという面もあるのではな

    「調べる」ことを調べたインタビュー本を読んだ - 虚無回転レシーブ
  • ホールデン少年のセンチメートル・ジャーニー - 虚無回転レシーブ

    文春新書の『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』を読んだ。 翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)posted with AZlink at 2011.6.6村上 春樹,柴田 元幸 文藝春秋 売り上げランキング: 32606 Amazon.co.jp で詳細を見る サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の翻訳をめぐって、村上春樹さんと柴田元幸さんが語り合ったものがまとめられたものだ。2003年に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が村上春樹さんの新訳で出版されたのを機になされた対談であるので、もう8年も前のになる。 村上さんの新訳は当時から話題になっていたので、この『サリンジャー戦記』の存在も知っていたのですが、厳格な祖父から「俺の目の黒いうちは村上作品を読むことまかりならぬ」ときつく言いつけられていたために、今に至るまで読む機会に恵まれませんでした。 というような端的な嘘もふんだんに

    ホールデン少年のセンチメートル・ジャーニー - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/06/09
    ダジャレが言いたかっただけというわけではないです。はい。
  • ナマハゲーション - 虚無回転レシーブ

    前回、ナマハゲ絡みの記事を書きましたが、そのブックマークページに表示される関連商品のひとつに「ナマハゲーション」というCDが出ていました。「なまはげ」という秋田出身のバンドらしく、「ナマハゲーション」は2005年に出たアルバムのようです。 ナマハゲーションposted with AZlink at 2011.6.1なまはげ PSC 売り上げランキング: 333936 Amazon.co.jp で詳細を見る トラックNo 曲タイトル 1 オープニング 2 東西南国 3 悪い子はいねぇが~Where’s Bad~ 4 Mr’s トロピカーゼ(feat.アマゾン) 5 なまはげ囃子~O・MA・TSU・RI~ 6 パリジェンヌのTeaTime 7 ナマハゲーション 8 I 愛 9 虹~Over the rain~ 10 ゴージャス・フロウ 11 ナンバーナイン~感謝の歌~ 12 エンヂング おもし

    ナマハゲーション - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/06/06
    ちょっと中途半端な記事ですが、情報をご存知の方がいたら教えていただきたいです
  • ナマハゲは鎌倉時代に海を渡りネイティブ・アメリカンと出会ったのか? - 虚無回転レシーブ

    『ズニ族の謎』を読んだ。 ズニ族の謎 (ちくま学芸文庫)posted with AZlink at 2011.5.30N・Y・デイビス,吉田 禎吾,白川 琢磨 筑摩書房 売り上げランキング: 321099 Amazon.co.jp で詳細を見る ズニ族というのはアメリカの先住民のひとつで、アメリカ南西部ニューメキシコ州周辺に居住地がある。このズニ族は、言語、文化、形質など様々な点において、周辺の先住民諸族と顕著な違いが認められるという。例えば言語の面でいうと、ズニ語は孤立言語、つまり現存の他の言語と明確な関係性を持たない言語、とされているようだ *1。 こうしたズニ族の特異性は長く謎とされていた。なぜズニ族は他の諸族と違っているのだろうか? いくつかの考古学的研究から、このズニ地域において、13世紀半ばから明確な社会構造の変化が認められるという。人口の増大が示唆されており、これは灌漑を含め

    ナマハゲは鎌倉時代に海を渡りネイティブ・アメリカンと出会ったのか? - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/05/30
    研究の続報を是非知りたいところです。
  • 脳みそをビンタしてからコーヒーを味わうと幸せになる - 虚無回転レシーブ

    突然ですが、最近ブレンディのドリップパックというのにはまっています。一杯分のドリップコーヒーが個別包装されていて、カップに引っ掛けてお湯を注ぐタイプのコーヒーです(説明悪い)。 最初は近所のスーパーに行って、一番安かったので買ったのですが、以来やみつきになってしまいました。何が良いかというと、コーヒーの香りを味わう幸せをうっかり忘れてしまわないための仕掛けがあるという点です。下の写真を見てください。 この写真は個別包装のパッケージなんですが、上の切り口のところに「まずは開封時の香りをどうぞ」と表示されています。 この「まずは開封時の香りをどうぞ」というコピーを初めて見たときは、「そんなことわざわざ言わんでも勝手に匂ってくるがな」などと大木こだま師匠風に毒づいたりもしていたのですが *1、何回か飲んでいるうちにその効果が絶大だということに気付きました。 私自身コーヒーについて特別詳しいわけで

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    GuriGura 2011/05/09
    よく考えたら他社のものを調べたことないので、実は当たり前だったりして
  • 天才ガウスと超人フンボルトは空気を読みませんね - 虚無回転レシーブ

    『世界の測量 ガウスとフンボルトの物語』を読んだ。 世界の測量 ガウスとフンボルトの物語posted with AZlink at 2011.4.25ダニエル・ケールマン,瀬川 裕司 三修社 売り上げランキング: 168079 Amazon.co.jp で詳細を見る 書は2005年秋にドイツで発売され、大ベストセラーになり、数々の文学賞を受賞している。訳者あとがきによると、世界45カ国において出版契約が結ばれているという。 著者のダニエル・ケールマンは1975年生まれでまだ30代半ばであるが、1997年に処女作を発表して以来、着実に評価を高めており、今後のドイツ文学界を背負って立つ人材として期待されるひとりであるらしい。 書は、日語版の副題にもあるように、博物学者・地理学者のアレキサンダー・フォン・フンボルト(フンボルト兄弟の弟のほう)と数学・物理学・天文学など多方面で今に名を残すカ

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    GuriGura 2011/05/02
    ドイツでは130週間に渡ってベストセラーに入った作品だそうです『世界の測量 ガウスとフンボルトの物語』
  • テーマをハグして、中身で喧嘩して、最後に喧嘩をハグする(イトイ式対話術?) - 虚無回転レシーブ

    ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)で、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ社長の増田宗昭さんと糸井重里さんとの対談『カフェの視線』というのが掲載されていました。この対談は、「2011年の初夏、代官山に完成する予定の大きな商業施設の構想」をめぐっておふたりで「雑談」したものをまとめたものだそうです。 カフェの視線ーほぼ日刊イトイ新聞 対談の中身もとても刺激的だったのですが、糸井さんの話の進め方がとても面白いと思ったのでそれについて書いておきたいと思いました。 どういう点が面白かったか簡単に言うと、糸井さんは話の途中で「ポジティブな予言」を挿むのです。それによって対談相手(今回の場合だと増田さん)の話し振りがどんどんノリノリになっていく感じがするのです。 具体的に見てみます。この対談は4回に分けて掲載されていますが、その第2回目の「編集権とイニシアチブ」でのやりとりです。 増田

    テーマをハグして、中身で喧嘩して、最後に喧嘩をハグする(イトイ式対話術?) - 虚無回転レシーブ
    GuriGura
    GuriGura 2011/04/14
    ほぼ日にあった糸井さんとツタヤの増田さんの対談での糸井さんの「対話術」的なものが面白かったので書きました。
  • チラシの裏が語る1000年前の庶民の姿 - 虚無回転レシーブ

    前回の記事に引き続き、『庶民たちの平安京』の中から面白かった点を取り上げてみます。 庶民たちの平安京 (角川選書)posted with AZlink at 2011.3.29繁田 信一 角川グループパブリッシング 売り上げランキング: 395008 Amazon.co.jp で詳細を見る このの中で「雑色錦重任解(ぞうしきにしきのしげとうげ)」という文書(もんじょ)が紹介されています。この文書は、長保元年(西暦999年)の日付が入っており、一条天皇の治世に書かれたものです。 ここで「雑色」というのは、王朝貴族のもとで召し使われていた従者の総称です*1。また「錦重任」は、とある庶民男性の名前です。そして「解」というのは当時の上申書だそうですから「雑色錦重任解」というのは、錦重任という庶民男性が書いた嘆願書ということになります。 この文書の内容は非常に面白いのですが、内容についてはここでは

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    GuriGura 2011/04/07
    事実の羅列だけだとつまらないよねと言えば済むことを、回りくどく言っていますのです。済みません。
  • いい大人が頭頂部をさらして歩くなんて恥をしれ! - 虚無回転レシーブ

    繁田信一さん『庶民たちの平安京』を読みました。 庶民たちの平安京 (角川選書)posted with AZlink at 2011.3.29繁田 信一 角川グループパブリッシング 売り上げランキング: 395008 Amazon.co.jp で詳細を見る 昨年が平城京遷都1300年でしたが、中学時代に「なんときれいな平安京」と覚えてしまった歴史の苦手な同級生がいたので、彼を思い出しながら読みました。吉村君元気! 『庶民たちの平安京』の目次は以下のとおり: 序章 王朝都市に暮らす庶民たち 第1章 老人たちの語る庶民の身の上 第2章 雑色錦重任の嘆願 第3章 男女の雑色たちの働く姿 第4章 小屋に住む人々 第5章 庶民たちの声 第6章 酒宴を楽しむ牛飼童たち 第7章 牛飼童小犬丸のの抗議 終章 都の治安を乱す王朝貴族家の従者たち さて、平安時代というと1000年以上も前になるわけで、1000

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    GuriGura 2011/03/29
    自動的に更新されたドン小西リスペクトブログが自動的にブクマされました。『庶民たちの平安京』という本の紹介です。
  • 不条理を回収するのは誰なのか? - 虚無回転レシーブ

    3月11日は朝から大事な打ち合わせが入っていたが、昼過ぎに問題がおおかた片付いた。ほっとしてやや脱力気味で、遅い昼を摂っていると、東北で震度7の地震があったらしいと同僚が教えてくれた。 マグニチュード7の間違いだろうと思ってネットをのぞくと、確かに震度7と報じられていた。だがその段階で今伝えられているような規模での被害を想像することはなかった。まったく不合理ではあるのだが、阪神大震災のような規模の被害が自分が生きている間に再び起きるはずがないと決め込んでいた。 ほどなくして伝えられたいくつもの映像を目にしても、それがリアルな感覚をもたらすまでには相当な時間がかかった。浸水する仙台空港、防波堤を越える津波、炎上したまま流される家屋。どれを見ても現実に起きたことだとはなかなか思えなかった。 この剥き出しの不条理にどのように立ち向かえばよいのか? 不条理を天罰として回収しようとする動きもある。

    不条理を回収するのは誰なのか? - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/03/24
    「お前が言うな」的な何かですが、とりあえず。
  • 悪態レシピサイト「COOKBAD」英語版スタート - 虚無回転レシーブ

    さて、ほとんど反響を呼ばなかった悪態レシピサイト「COOKBAD」なのだが(記事はこちら→『悪態レシピサイト「COOKBAD」開設のお知らせ』)、反響がなかった理由として大きいのは、極東の神国日に住む日人が愛する日語に拘泥するあまり日語版のみを先行ロケットスタートさせてしまった点にあるのはほぼ間違いない。 という確実に間違った推論をもとに、このたび英語版COOKBADの開設をすることになった。「イングリッシュでトゥギャザーしよう!」というわけだ。しかし今のところ株式会社COOKBADのスタッフの大半は業である炎上マーケティングにエネルギーを費やしている。いわゆる洗濯と焼酎だ。じゃなくて選択と集中だ。そのため、翻訳についてはすべてGoogleにアウトソースすることにした。ところがこれが当たった。 以下で、Google翻訳の優秀さを解説しつつ、英語版COOKBADのスタートを祝したい

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    GuriGura 2011/03/08
    結果的にGoogleを絶賛する記事になりました
  • 八月十五日に戦争は終わったのか? - 虚無回転レシーブ

    1945年8月14日深夜11時過ぎ、宮内省の一室。陸軍大元帥の軍装をまとった昭和天皇は終戦詔書を朗読し、それが録音された。声が震えたため、昭和天皇は取り直しを希望し、二回目の朗読がなされという。 日電気音響(後のデノン)製のDP-17-K可搬型円盤録音機によって録音された終戦詔書が、翌15日正午過ぎ、ラジオで放送された*1。音質が極めて悪かったこと、朗読の節回しが独特であったこと、文章に難解な言葉が相当数含まれていたことなどにより、国民の多くはその論旨を理解できなかったという。これが「八月十五日の神話」の起点となる、いわゆる玉音放送である。 ちくま新書の『八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学』を読んだ。 八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)posted with AZlink at 2011.3.4佐藤 卓己 筑摩書房 売り上げランキング: 172407

    八月十五日に戦争は終わったのか? - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/03/07
    『八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学』を読みますた。面白かったです。
  • もっと強く私を縛って! 『なぜ選ぶたびに後悔するのか』 - 虚無回転レシーブ

    『なぜ選ぶたびに後悔するのか —「選択の自由」の落とし穴』を読んだ。こののタイトルはこの記事のタイトルのように『もっと強く私を縛って—選択の逆説』とでもすべきだったと真面目に思った。実は、ちょっと不真面目に思ったことは内緒だ*1。 なぜ選ぶたびに後悔するのか—「選択の自由」の落とし穴posted with AZlink at 2011.2.22バリー シュワルツ,瑞穂 のりこ 武田ランダムハウスジャパン 売り上げランキング: 132745 Amazon.co.jp で詳細を見る 書に次のような記述がある。「断捨離アン」に向けて書かれているような文章でどきっとする。p. 35-6 いま屋に行くと「ボランタリー・シンプリシティ(あえて単純に暮らす)」なる運動を推進するや雑誌がいくつかみつかる。(中略) 『リアル・シンプル』誌はこう主張する。「あなたの生活を単純にする具体的な方法を提案し

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    GuriGura 2011/03/02
    『なぜ選ぶたびに後悔するのか ―「選択の自由」の落とし穴』を読みますた。記事では割愛しましたが、近年の選択肢の爆発的増大と鬱病患者の増加との関連を指摘してあるなど非常に興味深い本でした
  • 「箒の目」に美を見いだす少女 - 虚無回転レシーブ

    建築評論家の川添登さんの『環境へのまなざし』を読みました。 環境へのまなざしposted with AZlink at 2011.2.28川添 登 ドメス出版 売り上げランキング: 1110065 Amazon.co.jp で詳細を見る この、様々な話題が取り上げられたエッセイ集なのだが、その中に「石庭論」という一章が設けられている。そこでは、枯山水の作庭そのものが禅の修行の一環であるという話が出ていて、若い僧は掃除のたびに熊手で白砂に紋様をえがくという行為が取り上げられている。 そしてそうした事例をもとに、著者の川添登氏は「身辺をつねに新鮮な清潔さにたもち、日常坐臥のうちに神仏を感じとるのは、神道と仏教とに共通する日の宗教の基で、そこに美もうまれた。」と論じている。 またこうした精神は庶民の日常にも及んでいたと述べられており、たとえば「囲炉裏や火鉢の灰を、その家の主婦が、灰かきによ

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    GuriGura 2011/02/28
    建築評論家の川添登さんの『環境へのまなざし』の中にあったエピソードです。なんか感動したので。
  • 悪態レシピサイト「COOKBAD」開設のお知らせ - 虚無回転レシーブ

    レシピサイトへの不満をハイクでもつぶやいて、共感が得られた気配をまったく感じなかったのだが、挫けずにダイアリーでも主張しておこうと思う。 クックパッドなど色々なレシピサイトがあるが、いずれも押さえておくべきコツが記載されている。親切のつもりかもしれないが、わたしが必要としているのはそういうものではなくて、「コツがいらないレシピ」だということにようやく気づいた。なんか材料がちょっと足りなくても、適当な感じで作っていても、なんとなく美味しく出来てしまう適当なレシピだ。 そして、それから、もう一歩踏み込んで考えてみると、レシピサイトにはパンチが足りないという気がしてきた。優等生過ぎるのだ。そのニッチェはすでに栗原はるみさんががっちり押さえてるぞと言いたくもなるではないか。パンチという意味では、例えば、罵詈雑言連発のレシピサイトなど刺激的でいいのではないだろうか。時代は「COOKPAD」ではなくて

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    GuriGura 2011/02/23
    レシピサイトに悪態という付加価値をつけたビジネスモデルです。どなたに謝罪すべきでしょうか?/id:Islecape様 iBadもありでしょうか?
  • 半世紀以上ウサギ界を支配するウサギ界のタラちゃん。その名はナインチェ。 - 虚無回転レシーブ

    すべては1955年にはじまった・・・。 この年、オランダはユトレヒトの一角で一匹の雌ウサギが誕生し、ウサギ界の勢力図を完全に塗り替えることとなった。その誕生から今に至る道のりで、日柔道がアントン・ヘーシンクの袈裟固に泣かされ、永遠にそびえたつとも思われたベルリンの壁が崩壊し、オランダサッカーが三たび世界の頂点を逃し、海老蔵が西麻布で飲みすぎてマオマオし、カダフィまでもがなぎ倒されようとしているが、そのウサギは依然としてウサギ界を牛耳り続けている。 そのウサギの名は・・・。 ナインチェ。ナインチェ・プラウスだ。彼女は、何種類かの偽名を巧みに使い分け、世界各地に違和感なく浸透することに成功した。まずイギリス進出に際して、「ミッフィー」と称した。また日では「うさこちゃん」とも名乗っている*1。 『ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと』を読んだ。 ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミ

    半世紀以上ウサギ界を支配するウサギ界のタラちゃん。その名はナインチェ。 - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/02/22
    卯年記念エントリー第1弾。12年ごとに書き足していきます。
  • 超高齢化社会で支配なき長老賢人社会は実現するか?(漢字多過ぎ) - 虚無回転レシーブ

    最近、立て続けに国の研究機関(独立行政法人)の理事長の年齢を見る機会があって、ともに70歳を超えていたのでちょっと驚いた。驚いた理由はいくつかあるんですが、ひとつは民主党が独立行政法人の役員の年齢制限をするとかしないとかいうニュースを聞いたような記憶があったためで、あれってどうなったのかなという疑問がわきました。 もうひとつは、若手の博士の就職難が続いているというニュースをちらほら目にしていたからです。例えばこちら↓ http://d.hatena.ne.jp/next49/20101202/p1 http://viking-neurosci.sakura.ne.jp/blog-wp/?p=4991 若い人がなかなか就職できないでいるのに、年金を貰えるような境遇の方が高給をもらう職についているというのは正直かなり違和感を感じました。 ただわたしが目にした70歳を超える理事長というのは二人だ

    超高齢化社会で支配なき長老賢人社会は実現するか?(漢字多過ぎ) - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/02/18
    タイトル、センス悪過ぎ! ムキー!
  • I have a voice!!!『英国王のスピーチ』 - 虚無回転レシーブ

    今月公開予定の映画『英国王のスピーチ(原題:The King's Speech)』の予告編を見た。 →映画『英国王のスピーチ』(原題:King's speech)公式サイト 配給会社の紹介ページを見ると次のようにある スピーチができない男が、国王になった−。 吃音に悩む英国王ジョージ6世が自らを克服し、国民に愛される当の王になるまでを描いた感動の実話。 ジョージ6世は現在の英国女王エリザベスのお父さん。お兄さんは「王冠を賭けた恋」で有名なエドワード八世(後のウインザー公)。やんちゃなお兄ちゃんのエドワード八世が王位をあっさり捨ててしまったために急遽お鉢がまわってきた*1。1936年に即位して1952年に死去しており、第二次世界大戦期というイギリスにとって非常に厳しい時代を国王として過ごしたことになる。 彼は内気で重度の吃音に悩んでおり、国王になることなどまったく望んでいなかったらしく、W

    I have a voice!!!『英国王のスピーチ』 - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/02/15
    「I have a voice」という表現がかっこよかったので/コリン・ファースとジェフリー・ラッシュかっこいいな。
  • 『さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生』 - 虚無回転レシーブ

    先月で阪神大震災から16年たったというニュースを見た。ということは、同じ年の3月に起きたオウムの地下鉄サリン事件からも、もうすぐ16年の歳月が流れたことになる。 オウムは地下鉄サリン事件の前から教団施設の建設予定地で反対運動が起きたりするなど、社会から「排除」された存在ではあった。また今から振り返れば、サリン事件以外にも数々の凶悪な犯罪を実行しており、排除されるべき根拠がなかったわけではないことになる。 しかし、当時、オウムに「吸い込まれて」いった人々についての断片的な情報に接すると、明確な社会的排除や差別を受けているようには思えない「普通」の人たちだった*1。なぜそうした人々があのような荒唐無稽なものに吸い込まれていくのかという疑問は当時から抱いていた。そういう意味で言うと、実はひとつ前のエントリーでも書いた「自分を溶かす場所への希求」というのも関係しているのではないかと個人的には考えて

    『さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生』 - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/02/09
    好みは別れると思いますが、考えるきっかけになる本だと思います。
  • 「普通に君が好きだ!」「普通に嬉しい!」 - 虚無回転レシーブ

    「普通においしい」という表現がちょっと前に話題にのぼっていた。毎日新聞の牧太郎さんが書かれた以下のコラム「普通においしい?」が発端になったようだ →http://mainichi.jp/select/opinion/maki/news/20110125dde012070062000c.html わたしは「普通」という言葉から、工業デザイナーの深澤直人さんのことを連想した。深沢さんの著書『デザインの輪郭』の中に「ふつう」と題された章が設けられている。深澤直人さんは「ふつう」であることに異様ともいえる程にこだわっている*1。『デザインの輪郭』にこんな言葉がある。 p. 87 いいふつうがつくれたら当にすごいと思います。ご飯はふつうのものだから、ふつうのご飯がうまいってことは幸せなことなんです。ふつうのことを、「いいふつう」にするってことが生活レベルが上がるってことなんだけど、変えてしまおうと

    「普通に君が好きだ!」「普通に嬉しい!」 - 虚無回転レシーブ
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    GuriGura 2011/02/07
    車だん吉へのオマージュ。